伊調 航空機欠航トラブル…1日遅れで現地りも落ち着き練習「気持ちの面はいい」

[ 2019年4月24日 05:30 ]

レスリング・アジア選手権第1日 ( 2019年4月23日    中国・西安 )

半日遅れで西安のホテルに到着した伊調馨(撮影・中出健太郎)
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 2年8カ月ぶりに国際大会に復帰する女子57キロ級の伊調馨(34=ALSOK)ら女子日本代表が半日遅れで現地入りした。22日に経由地・上海から西安行きの航空機が濃霧のため欠航。急きょ上海に1泊し、この日午前6時発の便で移動して初練習を行った。初日は男子フリー5階級が行われ、70キロ級の志賀晃次郎(20=拓大)の2位が最高だった。

 五輪4連覇のベテランにとっても初のアクシデントだった。前日午後に東京から上海入り後、乗り継ぎ便が出発できずにまさかの足止め。「こういうこともあり得なくはないと思っているので」。ホテル到着後は落ち着いた様子で話した伊調だったが、上海の夜はリラックスできなかったようで「飛ぶか飛ばないか待っていた。早く判断してほしかった」と苦笑いした。

 26日の試合へ向けて予定していた調整の時間が減り、食事量の調節が必要になる可能性もある。「まずはマットに慣れることだったり、体の動きの確認だったりをメインに、今日一日を過ごせたらいい」。それでも試合会場の施設で行われた初練習ではスパーリングで女子代表の篠山秀雄監督を豪快に投げ飛ばし、「ナイス!」「もう1本!」と手を叩いて明るくチームメートを鼓舞した。「気持ちの面はいい状態。あとは体をしっかりつくることが試合の鍵になると思うので、コンディションづくりに全力で取り組みたい」。試合直前にやるべきことは分かっている。

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2019年4月24日のニュース