千葉真子さん“小出マジック”に感謝「苦しい練習も『ちばちゃん一緒に頑張ろうな!』と…」

[ 2019年4月24日 16:28 ]

元マラソン選手の千葉真子氏
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 陸上の名伯楽として知られる佐倉アスリート倶楽部(AC)の小出義雄氏が24日、肺炎のため80歳で死去したことを受け、教え子の1人である千葉真子さん(42)が自身のブログで恩師への感謝の言葉をつづった。

 「私の人生を変えてくれた小出監督、今まで有難うございました。」とのタイトルでブログを更新した千葉さん。約1カ月前に電話で話したのが最後だったそうで「声はいつも通り張りがあり、以前入院されていた時よりも元気なくらい」だったとのこと。3月いっぱいで指導者として第一線を退いた小出氏だが、「これからもボランティアで教えていくんだよ」と話していたという。

 「虫の知らせなのか、つい昨日、次女の正子さんに電話をし、状態が良くない事は伺っていましたが、あまりに突然の事に言葉が出ません」と悲しみをつづった千葉さんは「思い返せば…陸上だけでなく、『人生』というのも教えて下さった監督でした」とし、「苦しい練習も『ちばちゃん一緒に頑張ろうな!』と、ポンと肩を叩いて選手に目線を合わせて下さっていた様に、選手の心を動かすコミュニケーション能力が小出マジックと言われた所以だと思います」と振り返った。

 「監督から教わった事は、これからも私の中で生き続けます」とした千葉さん。「晩年は、大好きなお酒も、ドクターストップで飲めなかった分、天国で存分にお酒を飲み、ゆっくりと休んで頂きたいです。心よりご冥福をお祈り致します」とブログを結んだ。

 千葉さんは96年アトランタ五輪陸上女子1万メートル5位入賞、97年アテネ世界選手権の同競技でトラック初となる銅メダル、03年世界選手権の女子マラソン銅メダルなど、日本女子長距離界のトップ選手として国際舞台で活躍した。

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2019年4月24日のニュース