マラソン大迫 陸連批判「お気に入りの選手を出場させたいから」日本選手権推薦却下に苦言ツイート

[ 2019年4月24日 05:30 ]

マラソンの大迫
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 男子マラソン日本記録保持者の大迫傑(27=ナイキ)が23日、自身のツイッターで日本陸連批判を繰り広げた。来月19日に行われる日本選手権1万メートルに「強化委員推薦」での出場申請をしたところ、陸連側に却下されたことが発端。「陸連強化委員からの“大迫君がいい走りをすると、負けた選手のランクが下がり不平不満が出る”という理由でした。すごい理由だな。笑笑」とまくし立てた。

 日本選手権の出場は18年1月1日から今年5月6日までの期間で参加標準記録Aを突破した選手が優先。持ちタイム28分26秒41の大迫は参加標準記録Bをクリアしたものの、大迫より記録上位者の人数も多く、陸連が推薦しないと判断するのは妥当だ。ただ、強化委員の説明の仕方が悪かったのか、以前から不満があったからなのか、期待を裏切られた格好の大迫は止まらない。

 申請が却下された理由について「なぜこのような項目を入れたのか。おそらく強化委員所属チームのお気に入りの選手を出場させたいから」と持論を展開。「どういう選手が推薦出場に値するのかちゃんと明記してほしいですね」とつづった。

 矛先は日本選手権の一件だけにとどまらない。強化委員が所属しているチームの選手が陸連主催の合宿や遠征に優先参加できていると指摘し「そろそろ陸連を私物化するのはやめた方がいいと思う」とバッサリ。自らにもリスクがあることを承知した上で「声を上げていかないと、ずっと変わらない」との思いを訴えた。

▽陸上日本選手権1万メートル参加標準記録 A標準が28分20秒、B標準が28分45秒に設定。A標準を突破していれば出場できる。参加資格者が30人に満たなかった場合、記録上位者から追加する場合がある。

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