トレイルブレイザーズが劇的勝利 リラードが圧巻の50得点 最後はブザービーター

[ 2019年4月24日 14:38 ]

土壇場で3点シュートによるブザービーターを決めたトレイルブレイザーズのリラード(AP)
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 NBAは23日に各地で1回戦の4試合を行い、西地区3位のトレイルブレイザーズは地元ポートランドで6位のサンダーを118―115(前半61―60)で振り切って4勝1敗。過去2シーズンはいずれも4戦全敗のスイープで敗退していたが、3季ぶりにシリーズを制覇して地区準決勝に駒を進めた。

 トレイルブレイザーズは第4Qの4分すぎに15点を追う苦しい展開。しかしここから猛追し、残り57秒にC・J・マッカラム(27)のジャンプシュートで113―113と同点に追いついた。この18秒後、サンダーのポール・ジョージ(28)にシュートを決められて再び113―115と勝ち越されたが、最後はデイミアン・リラード(28)がジョージとの1対1を制し、ステップバックから距離11・3メートルの3点シュートを決めて試合終了のブザーが鳴った。

 リラードは3分休んだだけで45分出場。フィールドゴールを33本中17本(うち3点シュートは18本中10本)成功させ、プレーオフではチーム史上最多となる50得点をたたき出した。

 3点シュートは18本中10本成功してこれもチーム新記録。レギュラーシーズンで36・9%だった成功率は1回戦の4試合では48・1%にまで上昇しており、リラードの精密な“長距離砲”がチームを救う形となった。

 サンダーはジョージが36得点を稼ぎ、ラッセル・ウエストブルック(30)が29得点、11リバウンド、14アシストで今プレーオフ初のトリプルダブルを達成。しかし最後は3点シュート・ラインの約4メートル後方からリラードが放った“ディープ・スリー”に泣いた。

 なお東地区では2位ラプターズと3位76ersがともに4勝1敗でシリーズを制覇。両者は地区準決勝で顔を合わせることになった。また前日までに1位バックスと4位セルティクスも1回戦突破を決めており、東地区では“4強”が出そろった。

 西地区ではトレイルブレイザーズが勝ち上がったが、残り3枠はまだ決まっていない。

 <その他の結果>

 ▼東地区
 (2)*ラプターズ(4勝1敗)115―96(7)マジック(1勝4敗)
 (3)*76ers(4勝1敗)122―100(6)ネッツ(1勝4敗)

 ▼西地区
 (2)*ナゲッツ(3勝2敗)108―90(7)スパーズ(2勝3敗)

 *はホームチーム、数字は地区シード順

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