張本に追い風、男子3回戦で波乱 世界ランキング2位の許昕敗れる

[ 2019年4月25日 00:19 ]

卓球・世界選手権個人戦第4日 ( 2019年4月24日    ハンガリー・ブダベスト )

 男子シングルス3回戦で波乱が起きた。世界ランキング2位の許昕(中国)が、同34位のサイモン・ゴージー(24=フランス)に2―4で不覚を取った。

 ゴージーは、ラリーでしぶとく食らいつき、バックハンドの攻撃的レシーブでも得点を重ねた。許昕のフォアハンドが台を超えて勝利が決まると、頭を抱えて「信じられない」というポーズ。ハンガリーの観衆から割れんばかりの声援を浴びた。

 この日、4回戦に進出した張本智和(15=木下グループ)には追い風。過去4戦4敗だった難敵とは準決勝で当たる可能性があったが、姿を消した。これで、同ブロックに中国勢はゼロ。決勝まで王国の影におびえる必要がなくなった。1戦必勝には変わりないが、この種目40年ぶりのメダルはおろか、世界一へ夢が広がった。

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2019年4月24日のニュース