大坂なおみ ツアー初Vの実感なし「何が起きたか分からなかった」

[ 2018年3月19日 07:12 ]

ツアー初優勝を果たし、トロフィーを前に笑顔の大坂なおみ (AP)
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 テニスのBNPパリバ・オープンは18日(日本時間19日)、米カリフォルニア州インディアンウェルズで女子シングルス決勝が行われ、世界ランキング44位の大坂なおみ(20=日清食品)が世界19位のダリア・カサキナ(20=ロシア)を6―3、6―2で下し、ツアー初優勝を飾った。

 日本選手のツアー優勝は15年ルクセンブルク・オープンの土居美咲(ミキハウス)以来。今大会は4大大会に次ぐ「プレミア・マンダトリー」(年間4大会)の格付けで、日本選手のタイトル獲得は初の快挙となった。大坂は「最初はとても緊張していた。勝ちたかったし、1回戦のような気持ちで臨んだ」と振り返り、「マッチポイントが決まった瞬間は何が起きたか分からなかった」と喜びを口に。「まだ、明日も試合があるような気分で、優勝した実感がない」と話していた。

 ▽WTA(女子テニス協会)ツアーの仕組み 国際テニス連盟(ITF)管轄の4大大会を頂点として、WTAの「プレミア・マンダトリー」(年間4大会)「プレミア5」(5大会)「プレミア」(12大会)「インターナショナル」(31大会)でピラミッドを構成。下部大会としてWTA125KとITFサーキットがある。今大会は「プレミア・マンダトリー」で、男子で言えばマスターズ大会に相当。優勝賞金は134万860ドル(約1億4200万円)。ランキングポイントも優勝者は1000点で、4大大会ベスト4よりも高い。

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