付け人殴打の貴公俊が休場 貴乃花親方謝罪「暴力はあるまじき行為」

[ 2018年3月19日 07:40 ]

弟子の貴公俊の暴行について、報道陣の取材に答える貴乃花親方
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 大相撲の東十両14枚目の貴公俊(たかよしとし、20=貴乃花部屋)が付け人を務める同部屋の序二段力士に暴行したことを受け、師匠の貴乃花親方(元横綱)が19日、京都府宇治市の貴乃花部屋で取材に応じ、「暴力をしたというのは事実。言い訳がつきません。深刻なことです。大変申し訳ないと思っています」と謝罪した。

 貴公俊は春場所8日目の18日、付け人が土俵へ向かうように声を掛けてくるタイミングが遅れたため、土俵下の控えに入るのが遅くなった。これに腹を立てて、取組後の支度部屋で顔面を殴打したとみられる。貴乃花親方は貴公俊と付け人が京都府宇治市の貴乃花部屋宿舎に戻ってきてから暴力行為に至った経緯などを聴いた。その上で「どんな理由であっても暴力をするのはあるまじき行為。土俵に上げるわけにはいきません」と9日目の19日にから貴公俊を休場させることを決めた。貴乃花親方によると、殴られた付け人は本人の意思で今後も土俵に上がるという。

 貴乃花部屋では、十両・貴ノ岩が昨年の元横綱・日馬富士による傷害事件の被害者となり、今場所から復帰したばかりだった。

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