愛 完全V!女王の貫禄 さえたパター選択 早くも賞金トップ

[ 2018年3月19日 05:30 ]

女子ゴルフツアー Tポイント・レディース最終日 ( 2018年3月18日    大阪府茨木市 茨木国際ゴルフ倶楽部=6261ヤード、パー71 )

Tポイント・レディース最終日 ウイニングパットを決めた鈴木愛は大勢のギャラリーを背に万歳
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 昨年の賞金女王で単独首位から出た鈴木愛(23=セールスフォース)が4バーディー、2ボギーの69で回り、通算8アンダーで、今季初勝利を挙げた。昨年6月のアース・モンダミン・カップ以来となるツアー通算6勝目。36ホールの短期決戦で優勝賞金は当初の75%の945万円ながら、生涯獲得賞金4億円を突破し、賞金ランキングは1位に浮上した。1打差2位に全美貞(35=韓国)、2打差3位に酒井美紀(26=国際スポーツ振興協会)が入った。

 強い女は勘もさえている。スタート前のパッティンググリーン。2つのパターを試した鈴木は「転がりが良くなっているし、直感で」とピン型のパターを今季8ラウンド目で初めてキャディーバッグに入れた。およそ6時間後。ウイニングパットをそれで沈めた。

 「去年の後半戦も勝つチャンスはあったけれど、勝ちきれなかった。久しぶりに勝てたのでとてもうれしい」

 昨年の賞金女王でありながら、9カ月ぶりの栄冠。コメントには実感がこもった。

 小技が光った。2番で段の傾斜も利用し、20ヤードのチップインバーディー。4番は4メートル、16番は5メートルのバーディーパットを沈めた。右OBだった6番パー3は5メートルをねじ込みボギー。傷を最小限にとどめ、首位を一度も譲らなかった。

 オフにパットでテークバックを上げずにフォローのみでボールの転がりを重視する練習を重ねた。自信を持っていたが、右に押し出す癖が出始めたため、開幕からマレット型を使用し矯正。この日はグリーンがやや重いと感じたこともあり操作性があり、昨年2勝を挙げたエースパターに戻した。結果、第1ラウンドより1つ少ない26パット。「ショットは良くなかったけれど、バーディーチャンスを決めて流れを切らさなかった」と相棒に助けられた。

 賞金ランキングは“指定席”の1位に浮上。2年連続の戴冠へ上々のスタートだが、「まずは3勝したい」と目標はぶれない。21日に渡米し米メジャー第1戦のANAインスピレーションへ挑む。「チャレンジとこれまでの経験をしっかり出したい」。勝っても堅実に。でも、女王は確実に前進している。

 【勝者のクラブ】▼1W=ピン・G400LSテック(ロフト角10度、シャフトの長さ45・5インチ、硬さS)▼5、7W=同・G400(17・5、20.5度)▼4、5U=ピンG400(22、26度)▼6I〜P=同・i200▼ウエッジ=同・Gグライド2・0SS(50、54、58度)▼パター=同・ボルトアンサー2▼ボール=タイトリスト・プロV1X

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