カー娘 吉田夕梨花「魔物いなかった。すごく成長させてくれた」

[ 2018年2月25日 00:03 ]

平昌冬季五輪 カーリング女子3位決定戦   日本5―3英国 ( 2018年2月24日 )

<平昌冬季五輪・カーリング3位決定戦 日本×英国>英国に勝利し銅メダルを決め、スタンドの声援に手を振って応える日本チーム。左から吉田夕梨花、吉田知那美、藤沢五月、鈴木夕湖、本橋麻理
Photo By スポニチ

 平昌冬季五輪は24日、カーリング女子の3位決定戦を行い、世界ランク6位の日本(LS北見)は同4位の英国と対戦。5―3で勝利し、銅メダルを獲得した。同種目のメダル獲得は男女通じて史上初。

 【リード吉田夕梨花に聞く】

 ―試合を振り返って。

 「まだ信じられないです。相手のミスで終わったのでビックリしました。最後のショットが良くなかったので、“終わった”と思っていました」

 ―メダルが決まった瞬間、何を考えたか。

 「これまで支えてくれた人の顔が次々に浮かびました。裏方さんが動いてくれて。個人的には、この大会は石の癖が強くて、石を削るという初めての経験もしました。でも、何年も続けてきたリードのプライドを持って、何百投と投げてきたので。情報より感覚を信じてとチームには言われました。苦労が少し報われました」

 ―姉への思いは?

 「姉に限らず、このメンバーに感謝しかありません」

 ―五輪を振り返って。

 「五輪にはよく魔物がいると聞くけど、私にはいなかったです。世界で戦うのは、こんなに楽しいんだと思ったし、自分をすごく成長させてくれた大会でした」

 ▼藤沢五月 ちょっと信じられない。ホントに勝ったんだという気持ち。今まで過去の五輪に出た先輩がメダルを目指して戦ってくれた中で、今までの経験が私たちのチームに生かされている。日本がレベルアップしていることを先輩たちや応援してくれている人に見せられた。

 ▼吉田知那美 ホントに信じられない。私たちに味方してくれた氷の神様に感謝したい。五輪で一番緊張しなかったゲームだった。たくさんの人が見ている練習試合をしている気持ちだった。

 ▼鈴木夕湖 私たちらしい試合をしようと思っていた。みんなを信じていつも通りやれたのが良かった。

続きを表示

この記事のフォト

2018年2月24日のニュース