高木菜那 新種目マススタートの初代女王!日本女子初の1大会2個の「金」

[ 2018年2月24日 21:29 ]

平昌冬季五輪 スピードスケート女子マススタート ( 2018年2月24日 )

<平昌五輪スピードスケート>女子マススタート、金メダルを獲得した高木菜那
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 平昌五輪は24日、新種目のスピードスケート女子マススタート決勝が江陵オーバルで行われ、団体追い抜き(パシュート)で世界の頂点に立った高木菜那(25=日本電産サンキョー)が今大会2個目となる金メダルに輝いた。これで日本のメダルは冬季五輪史上最多を更新し「12」となった。

 冬季五輪で1大会で2個の金メダルを獲得するのは、1998年長野五輪・ジャンプの船木和喜以来2人目。五輪で日本の女子が同一大会2個の金メダルを獲得するのは夏季を含めて史上初の快挙となった。

 高木菜は1回戦(準決勝)で序盤に集団の前の方につけ、ポイントが与えられる4周目に仕掛けて先頭に立ち、5点を確保した。これで決勝進出を確実にすると、余力を残すゆったりとしたスケーティングでレースを終えた。

 1回戦で転倒に巻き込まれリタイアした佐藤綾乃(21=高崎健康福祉大)の思いも背負って臨んだ決勝。日本勢としてチーム戦略を立てて戦うことはできなかったが、1回戦で体力を温存した高木菜は力走した。

 序盤からオランダや強豪国の選手の後ろにつけてチャンスをうかがった。終盤のペースアップにも対応し、遅れずに最終周ラストのカーブへ。先頭のオランダ選手がふくらみかけると、内側に切れ込み奪首。そのままゴールへ飛び込んだ。

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