高木菜那が決勝進出、佐藤綾乃は転倒巻き込まれリタイア 新種目マススタート

[ 2018年2月24日 20:09 ]

平昌冬季五輪 スピードスケート女子マススタート ( 2018年2月24日 )

他選手の転倒に巻き込まれコースアウトする佐藤綾乃(中央)=AP
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 平昌五輪は24日、新種目のスピードスケート女子マススタートが江陵オーバルで行われ、団体追い抜き(パシュート)で世界の頂点に立った高木菜那(25=日本電産サンキョー)と佐藤綾乃(21=高崎健康福祉大)が1回戦に出場。高木菜が1回戦1組目を5位で通過し決勝進出を果たした。2組目の佐藤は8周通過手前で転倒に巻き込まれコースアウト。途中でレースをリタイアした。

 高木菜は序盤に集団の前の方につけ、ポイントが与えられる4周目に仕掛けて先頭に立ち、5点を確保した。これで決勝進出を確実にすると、力を決勝に残すため集団の後ろの方でゆったり滑った。

 佐藤は4周ごとに与えられるポイントを得ようと8周目に先頭争いに加わったが、トップのカナダ選手がバランスを崩して転倒。佐藤も巻き込まれて転倒、コースアウト。身体を痛めてしまい集団に戻れず、周回遅れでレースを終えた。

 【マススタート】出場選手全員が一斉スタートする方式で男女とも400メートルリンクを16周(約6400メートル)する。順位は(1)ポイント(2)フィニッシュ順で決まる。4、8、12周後時に計算される3回の中間スプリントでは、それぞれ1位5点、2位3点、3位1点を得る。最終スプリントでは1位60点、2位40点、3位20点。つまり最終周回を終えた上位3人に関しては、そのまま最終順位となる。1周目は集団で滑り、2周目以降は加速が許される。選手は安全のためにヘルメットを着用する。今大会は1回戦で12人ずつ2組に分かれ、上位8人ずつが決勝に進出。決勝は16人が一斉にスタートする。

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