羽生 自己最高点でSP6位「評価されているかな」

[ 2010年11月19日 22:43 ]

男子SPで演技する羽生結弦

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦、ロシア杯は19日、モスクワで開幕し、男子ショートプログラム(SP)でシニアGP2戦目の15歳、羽生結弦(宮城・東北高)はほぼミスなしの演技を見せ、国際大会で自己最高の70・24点で6位発進となった。町田樹(関大)は3回転半で転倒などとジャンプのミスが目立ち、56・37点で最下位の12位と出遅れた。第2戦のスケートカナダで優勝したパトリック・チャン(カナダ)が81・96点でトップ。ペアSPは高橋成美(木下工務店ク東京)とカナダ人のマービン・トラン組が55・90点で2位と好スタートを切った。川口悠子、アレクサンドル・スミルノフ組(ロシア)が61・91点で首位に立った。

 緊張で硬くなっていた羽生の表情が、演技が進むごとに笑顔に変わっていった。国際舞台で男子SP自己最高の70・24点。レベルの高い争いで6位発進となったが「点数が取れているのは評価されていることかな」とほっとした表情を見せた。
 SPの曲「白鳥の湖」が誕生したロシアで、15歳はしなやかに舞った。最初のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を着氷して「緊張が取れた」。続く2連続3回転も決め、最後まで大きなミスなく滑りきった。
 同学年の村上佳菜子(愛知・中京大中京高)がスケートアメリカ女子でGP初優勝を成し遂げ、12月のファイナルに進出。「(ともにGPデビューの)NHK杯で感じたのは佳菜子選手はジャンプでそんなに調子が良くなくて3位。僕はいい演技だったのに4位。差はまだある」。客観的に自分を見つめ、今の自分にできることに集中した。
 大会直前に古傷の腰痛が再発した。それでも痛みを隠し、決して周囲に弱音を吐かなかった。首位と11・72点の大差がついたが「みんなが見ていて楽しい状況で終わりたい」。フリーでさらに上位を目指す。

 ≪町田はジャンプ決まらず≫男子の町田はジャンプで精彩を欠き、SPで最下位の12位と出遅れた。冒頭の3回転半で転倒すると「そのことが気になってしまった」。最初の失敗を引きずり、コンビネーションを含む三つのジャンプすべてでミスが出てしまった。
 大舞台にのまれ「地に足が着いていない感覚だった」という20歳。人生初のロシアは、苦い思い出となってしまうのか。「とにかくきょうの試合のことは忘れて、あした頑張りたい」とコメントした。(共同)

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