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三重県・志摩沖で70センチ級メジロにオオモンハタ、イサギ…最高の五目釣り!今後はブリやカンパチも

[ 2022年8月10日 05:30 ]

40センチオーバーのオオモンハタ
Photo By 提供写真

 夏真っ盛り。私のホームグラウンドである三重県・志摩沖では高水温の影響で魚の食欲が急降下。そんな食欲不振、夏バテ気味の魚には、ひと口サイズの小さなメタルジグとプルプル食感のソフトワームが食欲をかき立てる。うだるような暑さの中、夏の風物詩ともいえるイサギや高級魚のハタを求めて、7月下旬の早朝より志摩市の大王町船越の港から釣友のボートで出発した。(魚魚クラブ・橋本 広基)

 朝日がうっすらと照らす中、英虞湾の穏やかな港から「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」にも選定されている深谷水道を抜け大海原へと出船。この運河を抜ける際に見える太平洋・熊野灘の広大な景色は、いつ見てもその日の釣行への期待感を高めてくれる。

 まずは、40グラム前後の非常に軽くてシルエットの小さいメタルジグを使用する、スーパーライトジギングで五目釣りを楽しむこととした。ポイントの水深は30メートル前後。メタルジグをチョイ投げし、底を取ってからはチョンチョンッと小刻みに誘いを入れてからヒラヒラっとメタルジグを沈めることで食わせの間を演出する。

 すると、手元にガツンと衝撃が伝わった。ジィーッとリールドラグが悲鳴を上げ、すごい勢いでラインが出ていく。「これは、ヤバイやつを掛けた」そんな白熱のファイトは、巻いては出されて、を何度も繰り返し海面へと姿を現したのは、70センチ近い立派なメタボメジロ。メインラインがPE0・8号と細号数であったこともあり、ハラハラドキドキのファイトを制してキャッチした満足の1匹となった。

 そして、その後はやや浅瀬へと移動し、こちらでは、黄金に輝く超うれしいターゲットをキャッチ。水深の中層付近をフワ、フワと優しく漂わせコツンという繊細なアタリから、小気味よい引き味を楽しませてくれた。スーパーライトジギングをするなら、絶対これが釣りたい。そんなターゲットであるイサギであった。

 朝イチから、この2匹だけでも大満足の展開ではあったが、釣り人とは非常に欲深いものである。お次は、メタルジグからソフトワームに変更し、高級魚であるオオモンハタに狙いをチェンジ。すると、こちらも狙いが的中。40センチオーバーの良型をキャッチ。その他にも、マダイやサバを追加し、あまりの暑さに3時間ほどで納竿した。(ブリ、カンパチの幼魚も/)

 短時間ではあったが大型魚から高級魚まで最高の五目釣りとなった。今後は暑さも徐々に落ち着き、さらに狙える魚種も増え、ブリやカンパチの幼魚も元気になってくる。何が釣れるか分からないスーパーライトジギングやソフトワームでの釣りを楽しんでみてはいかがだろう。

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