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マアジ 35センチ超連発V 大島海洋国際高A 1年生コンビ躍動

[ 2022年7月31日 07:17 ]

36センチの大物を釣って優勝に貢献した和田君
Photo By スポニチ

 【VARIVAS】バリバスカップ2022スポニチ「U―18選手権 相模湾LT(ライトタックル)五目釣り大会」が神奈川県平塚市の庄三郎丸で開催され、11校28チーム、114人が参加した。マアジ5匹の総重量で競われた結果、1・33キロで東京都立大島海洋国際高校Aチームが総合優勝を果たした。(笠原 然朗)

 高校球児の聖地が甲子園なら、“釣児”たちの戦いの舞台は相模湾。庄三郎丸から出船した5隻に分乗した選手たちは、水深8~10メートルの平塚~大磯沖で竿を出す。豊穣(ほうじょう)の海だ。カンパチ、ワカシ、サバなど多彩なゲストが釣れ上がるが、本命のマアジはなかなか姿を現さない。

 そんな中、17号船に乗船した大島海洋国際高校Aチームの1年生コンビが、35センチ超の大型マアジを釣り上げた。和田勘太郎君と長谷美洋太君だ。和田君は船釣りは初めて。「ビギナーズラックです」と声を弾ませた。一方の長谷美君は経験者。正確なタナ取りで大物を仕留めた。この2匹が決め手となってチーム戦を制し、つかんだ優勝の栄冠。チームキャプテンの3年生、和田大河君、2年生の山岸悠乃君は「後輩たちに助けられました」と目を細めた。

 伊豆大島にある同校は全寮制。海が大好きな4人とも本土の実家を離れて暮らす。釣り部員で普段は波浮港などでルアーやフカセ釣りで腕を磨いている。

 夏の甲子園、東東京大会で同校野球部は、部員数が足りず他校との合同チームで出場し3回戦で敗退。その悔しさを晴らす優勝となった。

 ▼APCの目 水温が28度台と黒潮並みの平塚沖。高水温でワカシやサバなど夏魚が元気いっぱい。大半が貸し竿で、沖釣り初挑戦の子も。コツをつかむのが大変だ。この釣り、タナ取りと上手なコマセワークが決め手。コマセの煙幕に仕掛けを漂わせることがカギとなる。高いタナはゲストの縄張り。本命マアジは低いタナに潜んでいた。(林 悠二)

 ▽主催
 スポーツニッポン新聞社
 東日本釣宿連合会
 ▽特別協賛
 バリバス
 ▽協賛
 エスビー食品、大塚食品、オカモト、サクラ高級釣竿製造所、サニー商事、シップスマスト、上州屋、ダイワ(グローブライド)、タックルベリー、釣り船情報ぎょさん、デジタル魚拓DGS、ハイアールジャパンセールス、ハヤブサ、バンダイ、マルサンアイ、マルキユー、宮島醤油、ルミカ

 ◆大会成績(マアジ5匹の総重量、単位キロ)
 ▽総合 (1)大島海洋国際A(和田大河、山岸悠乃、長谷美洋太、和田勘太郎)1・33(2)立花学園A(月村颯太、平野舜翔、山本裕稀、野村晶春、田代陽渚)1・22(3)城北C(高橋良輔、吉田駿平、宮沢柚月、松尾拓実)1・17(4)関大北陽A(森岡愛莉、金子昇太郎、松原大輔、藤原陽)1・04(5)立花学園C(加藤暖大、志村勇騎、小沢一翔、平井創登、石本諒)1・01
 ▽個人賞 林興之介(日大二B)ソーダカツオ0・64=敬称略=
 ※参加校
 保善、横浜商大高、関大北陽、城北中・高、城北埼玉、大島海洋国際、日大二中・高、北豊島工、立花学園、足立工

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