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目を見張る 沖メバル多点掛け 佐渡島沖は好調続き

[ 2022年5月14日 07:10 ]

外山さんは多点掛けを連発
Photo By スポニチ

 新潟県佐渡島沖で沖メバルが釣れている。35センチ超の大型交じりで多点掛け!爽快な「ズラリ」が連発だ。乗り込んだのは間瀬・光海丸。(スポニチAPC・菅野 順也)

 今シーズン好調な食いが続いている佐渡島沖の沖メバル釣り。この釣りの一番の魅力は間違いなく多点掛けだろう。濃紺の澄んだ海にゆっくりと赤い影が浮かび上がり、「ズラリ」と連なる姿は実に爽快だ。
 午前7時半、佐渡島よりほど近いポイントに到着した光海丸は、魚探に映る沖メバルの群を確認。小林聡船長から「水深は105メートルです。海底から7メートル上のタナでお願いします」とゴーサインが出た。

 胴突10本バリ仕掛けに付け餌はホタルイカを使用。オモリが着底したら指示ダナの7メートルを巻き上げて固定。あとは誘いを入れたり底取りをやり直したりはせずに待つ。「メバル類は底物なのでそんなにタナを上げて大丈夫なの?」と疑問を持たれる方も多いはず。小林船長によると「アミエビが涌いているので魚が浮いています。仕掛けを落とすといったん群れが散るのですが、静かに待っていると再び集まってきますよ」とのこと。

 釣り仲間4人で釣行の見附市・中沢政満さん(53=会社員)は「沖メバルは数が釣れて、食べてもおいしいのが魅力ですね。これからアジやイカなど地元の海も忙しいシーズンになりますね」と7点掛けのズラリ!

 田植えの準備が忙しくても釣りは欠かせない見附市・外山義人さん(62=農業)は「船長が魚の居るタナを的確に指示してくれるから簡単に釣れますね。大型は刺し身、中型は煮付けがおいしいです。家族が喜んでくれるから頑張りますよ」と多点掛けを連発した。

 小林船長にうまく釣るコツを聞くと「ホタルイカはゲソと肝の先端をカットして幹糸への絡みを防止してみてください。あとはタナの設定を的確にやるだけですよ」とのこと。当日の竿頭は中沢さんで52匹の釣果。沖メバルの軽快な当たりが最後の流しまで続いた。

 ◯…光海丸ではジギングの選択も可能。釣りはルアー専門の十日町市・遠田日出夫さん(47=建築板金業)は「本物ではない疑似餌に自分でアクションを付けるスタイルが気に入っています。ジギングなら外道もいろいろと期待できますね」と特大の本命にワラサとマゾイを追加していた。

 ▼釣況 上信越地区東日本釣宿連合会所属、間瀬・光海丸=(電)080(2291)5477。集合時間要確認。1万5000円(餌付き)。

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