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ショウサイフグ トップ50匹超も 水温上昇で釣果も上向き!空合わせ多めに入れ奏功!!

[ 2022年4月22日 07:08 ]

ゼロテンションを心掛けていた保倉さん
Photo By スポニチ

 【釣り巡礼】茨城県沖でショウサイフグが釣れている。釣果にムラはあるもののトップで50匹超の日も。大洗・弘清丸に乗り込んだ。(スポニチAPC・菅野 順也)

 「餌はアオヤギが定番だけど、濁りのある時などはアルゼンチンアカエビも食いが良いですよ。殻をむいて、抱き合わせにして付けてください」と受付で女将の小山ナナさんがにこやかに話す。

 午前5時、大洗港から出船した弘清丸は航程25分でポイントに到着。小沼満船長から「水深は24メートル、海底は砂場です。さあどうぞ」とゴーサインが出た。

 テンヤのカットウ仕掛けで、30号のオモリから伸びたハリに付け餌を装着、仕掛けを前方に軽くキャストして海底に届けた。船上では開始直後から数本の竿が曲がった。

 1つテンヤのマダイとフグ釣りがメインの、笠間市・保倉博之さん(50=会社員)は「私はゼロテンションで当たりを確認して釣るスタイルが気に入っています。モゾモゾからガツンと感触の変化がたまりませんね」と良型を連発。

 長年続けていた仕事を昨年引退した、深谷市・武田弘明さん(67)は「沖に出て息抜きをする時間は最高ですね。今日はエビ餌に食いが集中していますよ。前回は大きなトラフグも釣りました」と特効餌でまたヒット。

 「今日はこれだ」と私も餌をエビに変更してみた。すると確実に当たりの出方が早くなり「ツンツン」に鋭く合わせを入れて「ゴツン!」。30センチ超えを釣ることができた。同行した息子の真海(14=中3)も良型を掛けた。

 小沼船長にうまく釣るコツを聞くと「春は型、夏は数ですね。今はまだ水温が12度ほどです、空合わせを多めに入れて積極的に掛けてください。濁りが強い日のオモリは夜光に反応が早いです。エビ餌は食いが良いですが分からないうちに無くなっていることもあります、こまめにチェックが必要ですよ」とのこと。

 好調に数を伸ばしていた、柏市・佐藤大志さん(62=会社員)は「寄せの目的もあって空合わせをたくさん入れています。仕掛けの近くに集まってくると気配を感じますので、静かに待って当たりが出てから合わせを入れるようにしていますよ」と、ベテランは変幻自在の技で40匹を釣り上げた。

 釣期は10月いっぱいまででロングラン、大洗沖ショウサイフグ釣りが好調にシーズンインした。今後は水温上昇とともに釣果もさらに上向き気配だ。

 ▼当日の使用タックル 仕掛け=下田漁具「ふぐカットウ仕掛ダブル」30号各色、替え針=がまかつ「糸付F1カットウ替針(ミックス)」

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