×

夫婦仲安タイ 本命マダイ連発 「静かに」誘って期タイ通り 笑顔満開

[ 2022年4月9日 07:15 ]

斉藤義和さんは2キロ級の良型
Photo By スポニチ

 【博覧釣記】春と言えばマダイ!千葉県勝山・庄幸丸に乗り込んだ。コマセマダイのスペシャリスト庄司剛船長は、長年の経験と勘から活性の高いマダイの反応を見つけ出す。狙うは大ダイ!(国友 博文)

 コマセビシ80号にクッションゴム2ミリ1メートルを付けたら、仕掛けは大ダイに備えてハリス4号10メートルが基本。船べりにはマダイ専用のムーチングロッドがぶら~んとお辞儀する。

 「35メートルから上へ上へ連続して3回振って30メートルで待ちます」と海面からの指示ダナがアナウンスされる。指示ダナに着いたらすぐにコマセを振り始めること。そして、同じタナにまかないことがポイント。コマセの帯の中に付け餌を入れて同調させるイメージだ。想像するだけでマダイが飛び付きそう。
 コマセマダイの基本は「正しいタナ取りとコマセワーク」と船長。これで80%以上の結果が出る。

 この時季は落とし込みも有効だという。

 竿先の当たりに集中すると、開始早々調布市から夫婦で参加の斉藤淳子さんに「ズドン!」と当たりだ。夫の義和さんのエールを受けて、海面にはきれいな1キロサイズが顔を出す。

 「静かに待ったらゴンゴン!と来たので私でも分かりました」と船中第1号。

 「静かに!」がキーワード。強いシャクリや早い誘いは魚を驚かせて歓迎されない。

 続いて、先を越された義和さんの軟調竿が大きく曲がる。慣れた竿さばきで強い引きを楽しむと堂々1・5キロが浮かび上がる。

 「マダイ釣りなら妻と楽しめます。今日は春の様子を見にきました」とマダイのアクアパッツァで一杯が夫婦のオススメ。
 右舷ミヨシでは、常連さんも同サイズを釣り上げ魚の活性も上がる。船長はポイント移動を繰り返すと、おいしいジャンボイサキタイムでお土産確保。

 そして、またまた斉藤夫婦に同時ヒット!

 淳子さんにはジャンボイサキ。義和さんはサイズアップの2キロ級の本命を釣り上げ「ゆっくり誘い上げて落としたらスーッと入りました」と納得の様子だ。

 佐倉市の清水修さんがナイスサイズのハナダイを釣り上げお開きとなった。

 庄幸丸で春のマダイを楽しんでいただきタイ。

 ◯…1人でもビシカゴを下げ過ぎるとマダイは驚いて餌に反応しない。船全体のビシの位置を合わせることが大切。言わば釣り人の共同作業で、チームワークが釣果を約束する。仕掛けを回収して、付け餌の有無や状態で魚の様子をイメージする。付け餌がなければ、早めのインターバル。餌取りがいればタナを上げるなど工夫してみよう。

 ◎仕掛けに一工夫

 仕掛けは、上ハリス6号6メートル、下ハリス4号4メートルの2段テーパーがおススメ。長ハリスも扱いやすく、仕掛けの交換は下ハリス部分でリーズナブル。魚の鼻先に早く餌を導くことができる。潮の速さや魚の活性、魚のいるタナを考えて接合部分のスイベルの重さも工夫してみよう。マダイ釣りがさらに楽しくなること間違いない。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、勝山・庄幸丸=(電)0470(55)3005。出船は午前5時。乗合料金1万2000円。

続きを表示

この記事のフォト

バックナンバー

もっと見る