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初挑戦でもゴツゴツゴンゴン 本命7・2キロマダラ 新潟県佐渡沖

[ 2022年1月16日 07:07 ]

マダラ初挑戦り丸山さんに良型
Photo By スポニチ

 【ガイド】新潟県佐渡沖でマダラが釣れている。白子も卵もたっぷりなこの時季、特別な価値ありの一匹を目指そう。乗り込んだのは間瀬・光海丸だ。(スポニチAPC・菅野 順也)

 「昨日は海の状態が良くありませんでしたが、食いは上々でした。今日は穏やかなので、さらに良さそうですよ。大きいのが釣れそうです」と、小林聡船長が声を弾ませる。

 間瀬港を出船した光海丸は午前7時、佐渡島沖の水深240メートルに到着。期待の1投目が放たれた。

 使用する餌は冷凍のイワシ。着底したらいったん5メートル巻き上げてから再び下ろして1メートルタナを切って待つ。海底の起伏が変われば小林船長がアナウンスするので、底を取り直す。水深があっても基本を守れば初心者にも簡単だ。

 「ゴツゴツ、ゴンゴン」。すぐに数本の竿が躍りだした。小林船長によると「落としてすぐに掛かるような時には、追い食いを待ってみてください。しばらく当たりがない後に食った時は待たずに巻き上げるのが効率よく釣るコツです」とのこと。

 着底してすぐに当たりが来た私は、追い食いを狙ってみた。するとさらに竿が曲がり込んだのを確認。巻き上げに入るとズッシリとした重量感だ。数分後に「ボコッ、ボコッ」。白い腹が2つ浮かび上がった。1投目からダブル、しかも1匹はオスで白子がたっぷり。

 船上には次々に良型が取り込まれた。新潟市・細山長八さん(81)は「マダラはサイズが大きいから、釣り応えがありますね。魚が浮いてきた瞬間がたまりませんよ」と、大型を引き上げた。

 小林船長は「潮の動きがない時など、どんな条件下でも食いがいいので餌はイワシに統一です。当たりがあったら竿をあおって合わせを入れるとしっかりハリ掛かりします。この時に小さい当たりなら合わせも小さくしてください」とのこと。

 マダラ釣り初挑戦の、大里郡・丸山修一さん(50=会社員)は「タラ鍋や白子を食べたくてチャレンジです。私にも釣れたので帰ってからも楽しみですね」と7・2キロの本命を手ににっこり。
 新潟の釣りはなんでもこなすというベテラン釣り師の、新潟市・田中博明さん(73)は「自分は1匹あれば十分です。あとは知り合いと近所に配りますよ。この時季はオスの価値が一気に上がりますね」と8キロのGT(ジャイアントタラ)をキャッチ。

 当日は私を含む2人が竿頭で12匹の釣果。潮がほどよく流れて高活性が持続、電動リールのうなり音が最終流しまで船内に響き渡った。

 ▼釣況 上信越地区東日本釣宿連合会所属、間瀬・光海丸=(電)080(2291)5477。出船日、集合時間要確認。乗合料金1万5000円。

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