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赤・黒メバル9点掛け!群れで固まり好釣果期待 小名浜・第八昇辰丸 

[ 2022年1月9日 06:27 ]

ホームグラウンドの海で釣りを楽しんでいた戸田さん
Photo By スポニチ

 【ガイド】タナの設定が決め手。魚礁の根を攻略して赤・黒メバルがズラリ!群れが固まり釣れ盛っている福島県小名浜沖へ繰り出した。乗り込んだのは小名浜・第八昇辰丸。(スポニチAPC・菅野 順也)

 水温が下がって透明度も増すこの季節。メバル類が群れで固まり、好釣果が期待できる。釣りの対象魚としてのメバルは深場の沖メバルと、浅場の黒メバルに大きく分類されるが、潮の条件などがそろえば共存するエリアも存在する。小名浜沖もそんなスポットだ。

 午前6時、水深40メートルダチに到着した第八昇辰丸。6~10本バリの胴突仕掛けが投入され「ブルブル、ゴンゴン」と早速竿が躍り出した。

 前川辰行船長によれば「このポイントには魚がよく着きます。沖メバルを中心に黒メバル交じりです。餌はホタルイカの他にサバの切り身なども良いです」とのこと。当たりがあってから少し待って追い食いさせるのが、この釣りのだいご味だ。私の1投目は、良型の赤3・黒2の5点が連なった。

 船釣りは月2回ペースといういわき市・戸田浩美さん(61)は「地元のこの海で季節ごとの釣りを楽しんでいます。ヒラメもよく釣れて年間86匹釣りましたよ」と、30センチ級の多点掛けに40センチアップのマアジも追加した。

 いろいろな遊びの誘いがあっても釣り一筋という栃木県・関戸栄さん(64=建築業)は「この釣りは向こう合わせで何匹も掛かってくるのが面白いね。刺し身、塩焼き、煮付け、何でもおいしいけど薫製もなかなかだね」と沖メバルのみを5点連ねた。

 前川船長にうまく釣るコツを尋ねると「魚礁の高さは5メートルほどあります。着底したところからその高さ分上のタナに設定すれば、魚礁の真上を船が流れても根掛かりを回避できます。1匹掛かったら仕掛けが引き込まれるので、少し巻き上げてから追い食いを待ってください。今の時季は魚が浮くので長めの仕掛けと、食いが渋い日には細めの仕掛けが有効です」とのこと。

 数種類の付け餌を準備していた、埼玉県越谷市・野村雄規さん(78=会社役員)は「いつもいろいろな餌を用意して試しています。マグロの皮に反応が良くたくさん釣れます。最高120匹釣ったこともありますよ」とこの日の当たり餌を模索していた。

 後半は水深45メートルのポイントに移動しても食いは続いて私は赤・黒交じりの9点掛けも達成し合計38匹の釣果。 浅場のメバルが好調の最中、メヌケも期待できる赤物五目釣りも間もなく始まる。小名浜沖が熱くなるシーズン突入だ。

 ▼釣況 東北地区東日本釣宿連合会所属、小名浜・第八昇辰丸=(電)0246(92)4416。出船日、出船時間、料金など要確認。

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