×

シーズン終盤は型 ツ抜け達成 次こそ尺超え

[ 2021年9月20日 14:09 ]

良型を取り込んだ植竹さん
Photo By スポニチ

 【2021アユ】アユ釣りシーズンも終盤戦。静岡県狩野川では25センチ超の良型が釣れている。狙うは30センチ超の“尺アユ”。期待を込めて妻と釣行した。(スポニチAPC・諏訪本 修三)

 例年なら9月の声を聞いても数釣りが可能で、ホームグラウンドのように釣行を繰り返す狩野川。今季は天然遡上(そじょう)が少なく、魚影が薄い。いつもは5月中に解禁を迎えるが、今年は6月5日に解禁。当初は釣り人もまばらであった。しかし8月の中盤を過ぎたころから25センチ級のアユが顔を見せ始め、この川のファンの間では9月になれば「尺アユ」が釣れるのでは?の期待が懸かった。

 私も今季数回釣行しているが、釣れるアユは大きく引きも強烈でスリル抜群。「数より型が」が今季の狩野川だ。

 釣行当日は通いなれている上流部の松ケ瀬に入川した。午前8時に到着し、釣り場を見ると、平日にもかかわらず早朝から大勢のアユ釣りファンがロッドを振っていた。

 朝食と釣り支度を早々に済ませ、「いざ出陣」という時に出会ったのが、私の釣友で東金市の植竹昭雄さん(64)だった。

 狩野川でのアユ釣りは3日間の予定でこの日は2日目。自宅から狩野川の釣り場まで車で約4時間かかるが、年間で10回以上も通っているとか。

 「松ケ瀬のつり橋上流の分流を狙う」と言う。

 私は前回の釣行で釣りやすいポイントで粘り過ぎたので、今回は妻と作戦を練り、釣り人があまり狙わないポイントを中心に竿を出した。水位も数日前の降雨で10センチ程度高かった。天候も小雨が降ったりやんだりの肌寒い日だったので、やや水深のある底石がしっかり配列した緩い流れのポイントを狙った。

 1匹目が釣れたのは約1時間後。24センチのアユがロッドを大きく曲げた。引き抜きにも時間を要した。オトリを換えてハナカンを通し、泳がせると次々と野アユが掛かり、昼食を挟み午後3時ごろまでに20~24センチの幅広で体高のあるアユを「ツ抜け(10匹)」した。尺アユは残念ながら釣れなかったが、次回の釣行に期待し、納竿した。

 ◎今後の有望な釣り場と仕掛け
 中流部の遠藤橋から上流部の嵯峨沢橋付近までがメインの釣り場。仕掛けは大アユが時々釣れるので、糸は太めを用意しよう。


 ▼釣況 下流部は一二三荘=(電)0558(76)3123。中流部は釣りキチ三平=(電)090(1541)9934。上流部は尾崎荘=(電)0558(87)0441。狩野川漁協=同(72)5945

続きを表示

この記事のフォト

バックナンバー

もっと見る