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2・1キロマダイ 打率上昇中 タイムリーなシーズンに突入!

[ 2021年9月10日 07:17 ]

良型のマダイを釣り上げた五代儀さん
Photo By スポニチ

 【真説フィッシング】9月の声を聞いて海の中は、だんだんと秋へと変化してきている様子。伊東・加納丸の攻めている川奈~伊東沖では、マダイの釣果が上向き傾向。反応は良く、気配ムンムン。秋ダイシーズンに突入だ。(芝 真也)

 加納丸が狙う川奈~伊東沖で、マダイの釣果が出始めている。1キロ級の食べごろサイズ主体に、良い人で3匹前後。「水温が高く、餌取りが多いポイントもあります。付け餌の点検はマメに行ってください。手返しを良くすることでヒットにつながりますよ」と話してくれたのは加納隆船長。良型マダイの反応も多く出ていて、条件がそろえばズドーンッ!型物も期待できる。

 秋になると、やって来るワラサも回遊中。まだ顔を見る程度だが、バリバリと食いだしそうな気配もあり、こちらも楽しみ。ゲストに、イナダ、マアジ、イサキ、メジナ、時にはシマアジなど五目釣りで楽しまれている。

 仕掛けは、ハリス3号×10メートルの1~2本バリ。ビシは、ステンカンMサイズもしくは、サニービシLサイズの80号。コマセ、付け餌共に沖アミを使う。

 最初に、川奈沖のポイントへと入り「タナ30メートルで始めてください」と、船長の合図で釣りスタート。

 ビシに半分から8分目ほどコマセを詰めて投入。タナ下8メートルまで余分に下ろし、10秒ほど仕掛けがなじむのを待つ。こうすることで、手前マツリが防げる。その後、1~2メートルごとにコマセを振り出しながら巻き上げ、指示ダナへと合わせる。この時季のマダイは、活性が高くコマセに良く反応する。そのためしっかりとコマセをまくことがポイント。針に付け餌が無い状態では、マダイは食ってこない。餌取りの出具合を見ながら、1~3分のインターバルで、早め早めの手返しがヒットにつながる。

 会社の釣り仲間3人と乗船して、右舷ミヨシから竿を出していた横浜市の五代儀純一さん(49=会社員)は、朝マヅメの時間に、ズドーンッ!と竿が曲がり2・1キロの良型をゲット。

 「早くに顔を見られてうれしいです。マダイの強い引きは、やっぱり良いですね」。

 その後も、船中でマダイからの当たりが訪れ、1キロ級の食べ頃サイズが取り込まれ、良い流しでは、ダブルヒットする場面も見られた。イサキ、メジナ、カワハギ、オオモンハタと、ゲストもいろいろ釣れ上がり、最後の港前のポイントでは、マアジの入れ食いタイム。当たり多く楽しめた一日だった。

 マダイは、水温の下がってくるこれからが本番。当たりが多くなってくる。また、回遊中のワラサにも期待。今後に注目したい伊東沖だ。

 ○…ワラサも回遊中。まだ本格化していないが、始まりそうな気配もある。マダイ仕掛けの他に6~8号のハリスも用意して出掛けよう。

 ○…加納丸では、良質な沖アミコマセを用意してくれている。付け餌は、その中から粒の良いものを選んで使う。まだまだ日差しが強い日中。付け餌は、選別しておき、氷の入ったクーラーにしまっておき、小出しに使うことがお薦め。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、伊東・加納丸=(電)0557(37)0681。午前・午後の1日2便。出船時間は要確認。料金1万1000円(コマセ、氷付き)

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