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初友釣りで待望初アユ!! 短パン、運動靴のらくらくライトスタイル

[ 2021年8月24日 07:06 ]

筆者(左)が釣った初アユと小島店長
Photo By スポニチ

 【ガイド】埼玉県西部を流れる荒川支流の入間川はこれからアユ釣りの最盛期を迎える。かつては名栗川と呼ばれた入間川上流部は近年、話題のライトスタイル・アユ友釣りに好適な清流だ。今回、フライマンである筆者が友釣りに初挑戦した。(吉田 俊彦)

 筆者は地元の漁協組合員として約20年間入間川へのアユの放流活動に携わってきたが、友釣りをしようとは思わなかった。自分の釣り方のこだわりとして、釣バリが魚の口に掛からないのが嫌だったのである。しかし今や緊急事態宣言を受けて県境を越えた移動を控えるべき状況。私はこれを機に地元の入間川でアユの友釣りに挑戦することにした。そこで先生役をお願いしたのが、上州屋新狭山店の小島英樹店長だ。

 初めてのアユ友釣りは何かとハードルが高い。用具、オトリアユの扱い、服装などが独特だ。今回筆者が挑戦するのはライトスタイルと呼ばれる友釣りだ。何がライトなのかと言えば、服装は短パンに運動靴でOK。そして比較的短い6~7メートルほどの竿と仕掛けを使うので入門しやすい。

 飯能市名栗の県道沿いに、真っ赤な「おとり」のノボリが目印の八百藤がある。3匹オトリを求めてからすぐ裏の釣り場に下りる。そのアユを弱らせないように少しずつ川の水温になじませる。小島さんの教え方はとても分かりやすく的確だ。おかげで鼻輪をアユの鼻に通す作業は思ったよりも簡単にできた。

 アユの目を隠すようにすると暴れない。逆さバリを打って泳がせると元気なアユは勝手に流れに入っていく。しばらくしてガツンと来たがバレてしまった。糸の張り加減が、私には難しくアユを弱らせてしまった。様子を見ていた小島さんが上流に移動を提案。橋の近くのポイントを狙う。新しい魚に付け替えて放つとすぐにオトリに変な動きがあった。そのまま糸の張りを保っていると今度は強い引き込みが来て、待望の初アユをキャッチ。20センチを筆頭に4匹のアユをなんとかタモ網ですくうことができた。全ては小島さんの的確な指導のたまものである。彼は竿を出さずに筆者の指導に専念してくれたが、ここでアユの引き抜き方をデモンストレーションするために選手交代。私の使っていた竿と仕掛けで、5分もかからずに2匹のアユが宙を舞ってタモ網目掛けて飛んで来た。さすがは教えるプロである。

 初心者の筆者でも午後1時に納竿するまでに10匹を釣り上げることができた。それほど入間川はアユが多い。ライトスタイルなら短竿で軽装だから移動が楽で涼しい。そして完成品のアユ仕掛けはとてもありがたい。

 この日、筆者が使用したのはVARIVAS「エクセラ鮎 完全仕掛けナイロン ショートエディション」、掛けバリは同「エクセラ鮎ソニック3本イカリ」7号だ。

 皆さんも気軽にライトスタイル友釣りに挑戦してみてはいかがだろうか。

 ◯…上州屋新狭山店=(電)04(2955)2831=は入間川の全魚種の遊漁券取り扱い、アユ、コイ、ナマズ、ワカサギまで入間川の釣況情報ステーション。スタッフ皆親切。ぜひ一度立ち寄ってみよう。

 ▼釣況 友鮎・八百藤=042(977)2080。入間漁協=(電)042(973)2389。

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