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つかもうぜ♪タチウオ 東北はでっかい宝島♪ 神竜128センチ

[ 2021年7月23日 07:07 ]

筆者は天ビンとテンヤで“神龍”を連発
Photo By スポニチ

 【ガイド】宮城県仙台湾にタチウオが出現!関西や関東でも大人気のこの魚、東北でも今後注目のターゲットとなること間違いなし!亘理・きくしん丸に乗り込んだ。(スポニチAPC・菅野 順也)

 「数年前からヒラメ釣りなどでいくらかタチウオの姿が見えていました。まとまった群れが入ってきたので、今年から専門で狙って出船しています。まだ試している段階ですが、今後定着しそうです」と話す、きくしん丸の木村竜也船長。

 午前5時、水深22メートルのポイントに到着。当日の乗船客はほとんどがタチウオ釣り未経験者で、ジギングとテンヤの釣法でスタートした。

 私は東京湾で学んだ天ビンを使用した釣り方を試してみた。仕掛けは極シンプルで、中型の片天ビンに長さ2メートルのハリスでハリは1本のみ。餌は持参したサバの切り身を3回縫い刺しにしてハリ付けした。

 海底に仕掛けが届いたら竿を1回シャクってリールは半回転巻き上げる動作を繰り返す。すると水深8メートル付近で「ガツン」と抑え込むような感触が伝わってきた。走り回って道糸を引き出すことはないが、ハリ掛かりしたタナからどんなに力を入れて巻き上げてもしばらく動かない。途中でバラしたか?と錯覚するぐらい竿にかかる負荷が抜けることも。これがタチウオ特有の変幻自在なファイトだ。1投目から105センチを釣ることができた。その後5匹追加で天ビンを使った釣法の実績ができた。

 船上では他のお客さんも次々に竿を曲げた。ジギングを選択していた、山形市・大沼仁さん(67)は「マダイや青物のジギングをよくやっていますが、タチウオは初めてです。思っていたより強烈な引きで驚きです」と、スローピッチのアクションで良型を連発した。

 同じくジギングの亘理郡・荒木忠夫さん(78)は「地元の海でタチウオが釣れるというので早速、来てみました。はっきりと分かる独特の当たりが何とも言えませんね」と手応えを楽しんでいた。

 テンヤ1本に絞っていた、柴田郡・畑中建治さん(60=会社員)は「初めてだったので、二の足を踏みましたがいろいろ勉強して挑戦しました。やってみたら当たりが頻繁でたくさん釣れましたよ」と、初タチウオ釣りで竿頭となる31匹の釣果。

 当日釣れたのはメーター超えぞろい。冷凍イワシを付けたテンヤへの反応が良く、私も切り替えてみた。ストップ&ゴーのゆっくりとした誘いに好反応で、128センチの“神竜”級も釣ることができた。この釣れっぷりなら東北でのタチウオ人気も昇り竜なこと間違いなしだ!

 ▼釣況 東北地区東日本釣宿連合会所属、亘理・きくしん=(電)0223(35)3552。午前4時まで集合。乗合料金9000円。

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