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大物大漁大判ビラメ5キロ 初夏のおすすめ!マハタ五目!!

[ 2021年6月10日 09:34 ]

野沢さんは5キロ級のヒラメを追加
Photo By スポニチ

 【博覧釣記】初夏を迎えて、おすすめは勝浦沖のマハタ五目。松部港・信照丸では良型の本命はもちろん連日、肉厚の大判ビラメが餌のイワシに飛び付いている。(国友博文)

 イワシ餌に釣れる魚はデカイのが特徴。勝浦沖は夢のフィールド。今シーズンも7キロの特大ヒラメが港を盛り上げている。信照丸は吉野勉船長と中乗りも務める息子の達哉船長の息の合った親子船。

 定刻になると、船長は実績の高い水深40~60メートルのポイントを目指す。

 「水深45メートルです。3、4メートル上げてください」と開始の合図。

 「40メートル、35メートル」と水深がアナウンスされる。素早く船長の指示ダナに合わせれば、根掛かりのリスクも少ない。ファーストヒットは立派なジャンボカサゴだった。

 「タナが低いとカサゴが釣れます。マハタは根魚ではありません。根の周りに潜んで餌に飛び付くからタナが高いんですよ」と船長。

 右舷のミヨシで構える横浜市・野沢昌広さん(50=自営業)の竿が大きく曲がると本命がタモに収まる。

 「実は3日前にも4キロのヒラメを釣りました」とにっこり。

 右舷胴の間では、船釣り初挑戦の横浜市・長谷川貴章さん(25=会社員)の貸し竿にもヒット!

 「ピクピク当たりがきて、ギューンと食い込んでうまく掛かりました」と初挑戦でもこの通り。そしてまたまたヒット!「いや~気持ちいいです。だいぶ分かってきました」と大満足の様子だった。

 「この釣りはタナしかありません。見てください、貸し竿でもう2匹釣れたでしょ」と船長。

 ミヨシではスロージギングの新宿区・半田博俊さん(39=調理師)のロッドが根本から曲がる。一進一退の攻防が続くと、ボコッと3キロ近い本命が浮き上がる。

 「キャストしてリフト&ホールで掛けました。1週間は寝かせて食べようと思います。カマの唐揚げはお店でも大人気です」と食べてもおいしい人気者。

 隣では野沢さんの竿も強烈な曲がりを見せた。海面には5キロ級の大判ビラメだ。

 右舷ミヨシでも川越市の高橋一雄さん(58=会社員)に3キロ近い本命だ。

 「やっぱり船長の指示ダナですね」と納得の一言。ラストは、またまた長谷川さんにヒット!本日3匹目を釣って初挑戦で見事、竿頭。これぞ信照丸のマハタ五目である。

 ◯…「マハタ釣りではタナが全て」と吉野勉船長。1分に1回はオモリを着底させて素早くタナを取り直すことがコツ。これが餌のイワシをアピールさせて誘いになり、根掛かり対策にもなるのだ。マハタを釣りたければタナは高く!が鉄則。餌の獲物を見つけたら、根から飛び付く習性がある。高いタナで一発大物を狙うのもオススメだ。

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