イケズなカイズ 40センチ未満クロダイばかりでガッカリ 昨年「年無し」仕留めた好相性地点も

[ 2021年6月9日 08:24 ]

伊東さんは本命を連発
Photo By スポニチ

 【磯リポート】

 秋田県にかほ市の金浦(このうら)漁港に行ってきた。仲間はクロダイをゲットしたが、筆者が釣り上げたのは…。(スポニチAPC・小林 純平)

 釣り場は、漁港内に伸びる小さな堤防。ここは昨年、初めて竿を出したポイントで、「年無し」(50センチを超すクロダイの呼び名)を仕留めた相性の良い場所である。

 この日は、地元の伊東弘貴さん(43=会社員)が既に早朝から竿を振っていたが、まだ釣果はないという。餌取りの小魚はなく、当たりも極端に少ないそうだ。ただ、今シーズンは珍しく手の平サイズのカイズ(クロダイの幼魚)が釣れ始めているという。

 水深は5メートル前後。タナは少し長めにして仕掛けを50センチほどはわせてみた。伊東さんは仕掛けをゆっくり落とし込んでいく全層釣りである。

 堤防の先端部には伊東さんが入釣しているが、目の前は漁船が行ったり来たり。遠投を得意とする伊東さんはちょっとやりづらそうだ。だが漁船の往来が一段落すると、いきなりクロダイがヒットしてきた。

 伊東さんの0・6号の軟竿がきれいに弧を描いていた。

 あまり大きくはないと言いながらも、なかなか元気に抵抗するクロダイの引きを楽しんでいる。タモに入ったものは40センチを超すことはできなかったがうれしい1匹だ。

 いくらもたたずに筆者にも当たりが来た。だが、クロダイ特有の不規則な曲がりは見せるものの、手応えはほとんどなく、いつの間にか海面に浮かび上がったのはカイズ。「本命で良かったね」とは伊東さんの嫌みで、またもやガッカリである。

 その後、しばらく当たりは遠のいたが、再び伊東さんに同サイズのクロダイが軟竿を曲げた。数回の絞り込みをしのぎタモに収めた。2人の投入ポイントは10メートルも離れてないが、どうしたものか筆者にはカイズだけとなってしまった。

 この日は、付け餌もオキアミや練り餌、マルキユー「チヌパワーくわせダンゴ」なども使用したが、クロダイは全てオキアミに食ってきた。

 金浦漁港周辺はこれから夏場にかけて、大物マダイも回遊してくるという。楽しみはまだまだ続きそうである。

 ▼釣況 秋田県由利本荘市・つりショップ本荘=(電)0184(22)2443。

 【思い出写真館】

 撮影は1968年(昭43)11月10日。東京湾のハゼ釣り風景だ。場所は品川沖あたりか。ちょっとした船団ができている。時季的に産卵を迎え深場に落ちる20センチ級のケタハゼを狙っていると思われる。

 当時は10尺ぐらいの和竿を2本操って釣るのが主流。道糸の長さを竿と同じぐらいにして、取り込む時に糸の出し入れが不要のハネ込み釣りだった。

 船はポンポンと音がする“焼き玉エンジン”の伝馬船。はんてんを着た船頭さんの後ろ姿も見える。
 かつては江戸前釣りの王様だったハゼも1997年(平9)頃から一気に下火になっていく。(昔家 桃之輔)

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