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サバおいしい洋

[ 2020年12月21日 07:10 ]

冬のサバは脂が乗っておいしい
Photo By スポニチ

【釣魚居酒屋 あかり亭】食べておいしいサバ。専門に狙う釣り船もあるが、“外道”で掛かれば仕掛けをグチャグチャにする厄介者。そんなサバをふくだあかりが洋風の一品に。

 イカ釣りをしていてサバの群れが入ってくれば、仕掛けが底まで落ちずに、仕掛けが再起不能になるほどグチャグチャにされて上がってくる。アジ釣りをしてサバが掛かれば隣とオマツリの原因になり、ジギングしてれば本命より先にジグに食ってきてしまって“サバ祭り”になったりと、とてもおいしいのに場合によっては「またサバだよ」なんて言われちゃって、ポイとリリースされるか、雑に扱われてしまう、ちょっとかわいそうな子だ。

 しかしワタシは冬のマサバをそんな扱い方は絶対にしない。丸々と太った冬のサバほどおいしいものはないと言えるぐらい好きな魚なので、しっかり血抜きをし、内臓を取ったらビニールに入れて即海水氷のクーラーの中へ。帰った後に、軽く塩と酢で締めて「しめサバ」にし、岩塩を振ってあぶればたちまち超絶おいしい酒の肴(さかな)になる。サバの味噌煮やシンプルな塩焼きや一夜干しも最高。皮と身の間の脂はなんとうまいことか。

 釣り過ぎたとき保存の利くよう料理しておくととっても便利だ。
 そのままで食べてもいいし、アレンジも可能な「サバのコンフィ」を今回は紹介します。

◎サバのコンフィ 【材料】サバ2匹、
塩 適量、ハーブ塩 適量、ローズマリー 2本、タイム 5本、タカの爪 2本、ニンニク 5掛け、オリーブオイル 100ミリリットル。
 (1)サバは三枚におろし、骨を抜いた後に塩を振り、水分を抜き、3~4センチ幅に切り、ハーブ塩で強めに味を付ける。
 (2)鍋に全ての材料を入れて、弱火で40分ほど煮る。
 (3)しっかりと火が通ったらあら熱をとり、瓶などに保存する。
 ◎サバのコンフィを使ってのペペロンチーノ(1人前)
 【材料】サバのコンフィ3切れと漬け込んだオリーブオイル、シメジ、ニンニク 1掛け、タカの爪 1本、オリーブオイル 適量、コンソメ 1個、パスタ 90グラム
 (1)パスタを多めの水と塩でゆでる。
 (2)オリーブオイル、スライスしたニンニク、輪切りのタカの爪、シメジにサバのコンフィを加え、サバを崩しながらフライパンで炒める。
 (3)フライパンにパスタのゆで汁を少量入れ、すばやく熱して乳化させ、ゆで上がったパスタを入れ、砕いたコンソメで味を調え、最後に崩していないサバのコンフィを乗せれば完成。
 サバ以外のお魚でもおいしく作れるのでぜひチャレンジしてみてね。

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