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解禁日に大判ザックザク 小判ヒラメ 竿頭7匹に4キロ級も

[ 2020年12月9日 07:49 ]

鈴木さんは4キロ級の大型をゲット
Photo By スポニチ

 【菅野順也の釣り巡業】茨城県大洗沖のヒラメが1日に解禁。ドキドキ、ワクワクが盛りだくさんの解禁当日に大洗・大栄丸に乗り込んだ。期待にたがわず良型が竿を絞ってくれた。(スポニチAPC・菅野順也)

 「解禁日だからね、魚影の濃さは間違いないけど群れの集まるポイントは定かでないです。まずは昨年の実績を元に浅場から回ってみます」と話す大川茂船長。水深16メートルラインに到着し、船長の笛の音を合図に仕掛けが一斉に投入された。

 出船前に船に積まれた餌は15センチ前後のマイワシ。抜群の生きの良さをキープしてハリに付けて海底に届けた。好天でそよ風程度、絶好のコンディションだが、1流し目、2流し目は静かな展開。大川船長はこまめにポイントを移動し、3流し目で私の竿に当たりが伝わった。普段より慎重に巻き上げて価値ある解禁1号を釣り上げることができた。42センチの小型だったが、うれしい1匹だ。それから船上では次々にタモが準備された。

 ゆったりと穂先を眺めていた、墨田区・八木昭雄さん(70=鉄工業)は「仕事の合間に沖に出てのんびり釣りをするのが、私にとって最高の気晴らしですね。ヒラメは手応えがありますよ」と良型の感触ににっこり。 左ミヨシで大きく竿が曲がって皆さんが注目、目黒区・鈴木福寿さん(72)は「こんなに大きいのは初めてです。私が釣るなんて、まぐれですがうれしいね。特別な日になってしまいました」と、4キロの大判を浮上させて船上を沸かせた。

 松戸市・矢谷厚己さん(74)は「私がおいしい魚を釣って帰るのを妻が待っていて、いつも一緒に頂きます。ヒラメは昆布締めがお薦めですよ」と納竿間際に1匹追加して7匹で竿頭。

 「なかなか食いが立たなかったので今年の解禁日はいまひとつかと思いましたが、後半は途切れず当たりが出て終わってみればトップ7匹で安心しました。装飾品を付けずに、シンプルな仕掛けほど食いが良いようです。やっぱりここは魚が多い海だね、この調子ならしばらく楽しめそうですよ」と表情が緩んだ大川船長。私も5匹釣ることができ開幕の波に乗ることができた。

 ◯…東京湾をメインに船釣りは何でもこなすという、横須賀市・片畑啓治さん(64=会社員)は「今日は特別な日なので遠征です。いつもはこまめな底取りに注意していますが、この魚は落としたらすぐに来ましたよ」と、2キロ級を釣り上げた。

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