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ダンゴ餌でめでたい大本命 寒クロ40センチ超

[ 2020年12月6日 07:20 ]

良型クロダイを釣り上げた菖蒲さん
Photo By スポニチ

 【東北の釣り】岩手県宮古沖でマダラが釣れている。この時季ならではの釣法で攻略。一方、日本海側では“寒クロ”のシーズンが開幕した。

 ◎山形県鶴岡市・米子漁港

 外海は強い季節風で荒れているが、米子漁港は弱いウネリが入るものの濁りもベストで絶好の状況。同行した天童市の菖蒲和也さん(34=会社員)は、久しぶりのクロダイ狙いで闘志は満々である。

 漁港の先端付近に釣り座を決めて、水深を測り、タナは6~7メートルの底狙いに調整した。付け餌はオキアミを使用。水面近くで群がる豆アジに失敬されるようで、すぐに練り餌のマルキユー「高集魚レッド」に切り替えた。

 だが数回投入しても、仕掛けのなじみが遅い。宙層にはアジだけでなく、他の小魚もいるようだ。そしてようやくなじんでも間もなく練り餌は取られる。

 小一時間粘ったが、状況は変わらないので、同「チヌパワーくわせダンゴ」釣法(オキアミをダンゴで包む)
に替えた。小魚対策として、ダンゴは少し硬めにしてバラケが遅くなるように作った。

 繰り返すこと数回、いきなりウキが消し込んだ!慎重に、慎重に巻き上げ、とうとう姿を見せた大本命のクロダイ。40センチを超えるのは確かである。菖蒲さんが差し出すタモに入った。続いて菖蒲さんにも強烈な当たり。これも良型で、なかなか浮いてくれないが、ラインを出すこともなく無事に取り込むことができた。

 庄内の海は厳しい寒さとともにクロダイが乱舞する。(スポニチAPC・小林 純平)

 ▼タックル ロッド=イングラムナギサCIM0・6号53、リール=インパルトLBD、ライン=バリバス「ゼロフカセ」2号、ハリス=同「ゼロハリス」1・5号、ハリ=ABLチヌ2号、ウキ=遠矢ウキ超遠投小0・8号。

 ▼釣況 鶴岡市温海、フィッシングハウス・ライズ=(電)0235(43)2015。

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