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初スミイカ イ~感じ

[ 2020年11月6日 07:08 ]

開始早々に初スミイカGET!
Photo By スポニチ

【富士村彩花のあやかりフィッシング】東京湾のスミイカが面白い。釣趣満点、食べておいしい高級イカ釣りに挑戦したのは、モデルで釣りガールの富士村彩花。浦安・吉久に乗り込んだ。

 当日はあいにくの強風と、それに伴う波で船はバッタンバッタン。軟らかい竿先は風を受けて容赦なく揺れる。こんな状況でスミイカの繊細な当たりを取ることができるのか?慣れた釣りならまだしも、初めての釣りでこの条件下…だんだん心配になってくる。

 と、そんな心配をよそに、開始早々に当たりが来てしまう。まさか、まさかの展開である。この当たりをどう表現したらいいだろうか。もたれるような、ぬかるみに足を取られた時のような独特の感触。「あっこれが当たりだ!」と頭が理解する前に、とっさに体が動いていた。即合わせがガッチリ決まり、初のスミイカをGET!

 取り込みに注意を。スミイカのおなかをつかんだり、ストレスや衝撃を与えてしまうと思い切りスミを吐いてくる。またこのスミが強烈でなかなか取れないのだとか。スミを吐く腹を外側に、黒っぽい背を自分側に向け、気をつけながらそっと水揚げ。その後もすぐに1匹追加して午前中だけで2匹。おお…なんだかいい感じ。

 お昼すぎ、久しぶりの当たりにほんの少しだけ手元が緩んでしまった。一瞬生まれた“間”が命取り。合わせがうまく決まらず、掛けてすぐにバラしてしまったのである。ああ~残念!と、次の瞬間。「お、俺のところに来たぞ!」と隣にいたお客さん。なんとバラしたスミイカがお隣さんの餌木に乗ったのだ。これがなんとも悔しい。それにしても随分と食い気のあるスミイカだった。最後に1匹ちょっと大きめサイズを追加して納竿。なんと新鮮で楽しい釣りだったのだろう。

◯…船長いわく、スミイカはイカの中でもトップクラスに入るおいしさで、上品な甘みが魅力なんだとか。また生まれて間もない「新イカ」は江戸前寿司職人の心意気で握られると言われるほどの「超高級品」だそう。高価なものだと1キロ5万円前後のものも。ヒエ~!た、高い!

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