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朝一番大判チャンス ヒラメ80センチ

[ 2020年10月6日 07:21 ]

80センチの特大を釣り上げた高山さん
Photo By スポニチ

 【東北の釣り】宮城県仙台湾のヒラメが釣れている。適正水温で絶好調の食い、型も数も今が最盛期だ。朝一番と納竿前に大物の食いが集中!亘理・きくしんから出船した。(スポニチAPC・菅野 順也)

 平日でも4隻の船が全て満席。きくしん丸ではそんな日も珍しくはない。今季すでに7匹の1メートルアップ!この実績が大判を夢見るヒラメ釣りファンを引き付けるのだ。私も最盛期のこの時季は気持ちが落ち着かずたまらない。

 午前5時、水深32メートルの天然粒根周りに到着。菊地慎吾船長によれば「朝一番は大型のチャンスです。残り1時間でさらに特大のメーター級が浮上するのがこのところのパターンですね」とのこと。期待が膨らんで船上は緊張感に包まれる。ヒラメ釣りならではの雰囲気でスタートとなり、餌のマイワシを丁寧につかんでハリを付けて放した。

 私の1投目は着底とともに鋭い当たりがきて餌を奪われてしまった。「いるぞ!」と急いで再度餌を付けて投入。今度は押さえ込むように重さが伝わった。

 当たりの出方がさまざまなのもヒラメ釣りの特徴。ゆっくりと竿を持ち上げると一気に重みが乗った。船長の言う朝一番がこれ!75センチを釣ることができた。

 続いて「でかいぞ!」と大ダモが用意された、郡山市・高山司吏さん(67=会社員)は「ヒラメ釣り歴は20年以上です。前当たりからの駆け引きがこの釣りの面白さだね。よく食わせるように焦らず待つようにしています」とベテランの技で80センチを釣り上げた。

 魚影の濃さと魚の活性は初心者の竿に付いた餌にも容赦なかった。今まで、ワカサギしか釣ったことがないという、真岡市・田上純也さん(30=会社員)は船釣りに初挑戦。「竿の持ち方も分からなかった私にも釣れました。心配していた船酔いもなく、船釣りってこんなに楽しいのですね」と4匹釣り上げ、すっかりハマった様子。

 「現在は水温が上がりきった状態から、少しずつ下がっていくベストなコンディションです。このまま11月いっぱい楽しめる予想ですね」と話す菊地船長。残念ながら当日は納竿前に特大の姿は見られなかったが、数は伸びた。竿頭となった私の釣果は19匹。メーターアップのチャンスはこれからも続く。

 ▼当日の使用タックル 竿=がまかつ「がま船 シーファング ヒラメMH―270」、仕掛け=同「ヒラメ3本チラシ仕掛」6号、道糸=ヤマトヨ「PE JIGGING 8 BRAIDED」3号。

 ▼釣況 東北地区東日本釣宿連合会所属、亘理・きくしん=(電)0223(35)3552。午前4時集合、乗合料金1万円。

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