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ツバスにシオにおまけのカツオまで!!青物続々~三重県南伊勢町・相賀浦漁港~

[ 2020年9月23日 05:30 ]

40センチ弱のツバスに、このエリアでは珍しいカツオもゲットし思わずニンマリ
Photo By 提供写真

 三重県南部では待ちに待った青物の接岸が始まった。ツバス(ブリの若魚)やシオ(カンパチの若魚)を中心に各地で釣果が上がってきた。そんな秋の風物詩を楽しむため、12日の早朝より南伊勢町の相賀浦(おうかうら)漁港へと車を走らせた。(魚魚クラブ・橋本広基)

 ポイントに到着し、この日は地磯での釣行も考えたが、低気圧の接近で白波が打ちつけるほどの荒れ模様。安全を最優先し堤防で釣座を構えた。

 あたりはまだ薄暗く、今にも雨が降り出しそうなほど真っ黒な雲が心配な状況。朝マズメのゴールデンタイムに期待しキャストを開始する。ルアーはメタルジグの20グラムを選択。このポイントは水深が浅いため、まずは表層付近を中心に小魚を追い回す活性の高い個体に狙いを絞った。

 アクションは穂先をリズミカルに動かし、キュン、キュン、キュンとジグを左右にはじく定番のワンピッチジャーク。すると早速、ガツン!と手元に衝撃が伝わった。惜しくもフッキングには至らなかったが、この後も立て続けにアタリが続く。確実に魚はいる。しかし、ヒットには持ち込めず、もどかしく時間だけが過ぎていく。

 ここでアクションを変更。ロッドを後方に大きくさびき、その際に出る糸ふけで、ヒラヒラと自然にジグを沈めることで、遊泳力を失った小魚を演出。すると答えは早かった。

 海面へ吸い込まれるラインが一気に走り、ジィーーッと勢いよくリールドラグが滑る。ロッドは大きく弧を描き、このスピード感がたまらない。キャッチしたのは40センチ弱のツバスだった。

 サイズこそシーズン初期のレギュラーサイズではあるが、同様のアクションでツバスをもう1匹。さらに刺身がおいしいシオ、このエリアでは珍しいカツオまでキャッチした。ルアーゲームの醍醐味であるヒットパターンを探り当てての連続ヒットは非常に満足度が高い。

 しかし、まだまだこれからというタイミングで、前が見えないほどのゲリラ豪雨で泣く泣くこの日は納竿となってしまった。ただ、今後はサイズも上がりシーズンは最盛期を迎える。ここで秋のビッグファイトを楽しんでみてはいかがだろう。

 【相賀浦漁港へのアクセス】伊勢自動車道・玉城ICで下車。出てすぐの県道169号(サニーロード)を右折し、玉城・南伊勢・度会・志摩方面に向かって進む。道なりに県道719号に合流して南下。国道260号に合流点で左折し、県道722号との分岐で右折すればすぐ。



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