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マメイカ 引き味も味も良し~白老町・商港区中央埠頭~

[ 2020年6月25日 05:30 ]

夕マズメから釣れ始めた大型のマメイカ
Photo By スポニチ

 【爆釣タックルほっかいどう】5月頃から各地の港内で釣れ始めるマメイカ。例年は日本海側の小樽、石狩湾新港からシーズンインとなるが、今春は小樽港内が全くの不漁。しかし、石狩湾新港内では例年よりも型の良いマメイカが見られている。その後は、太平洋側へとシフトして苫小牧東、西の両港でも始まった。

 白老への所用があった18日夕方、港内をのぞいてみると良型マメイカが釣れている。短時間ながらも竿を出して久しぶりの手応えを楽しんできた。白老漁港の西端となる新港埠頭では30から35センチほどの大サバ、太平洋側では珍しい30センチほどのホッケがサビキ釣りで釣れているとのことで、サバの数釣りを楽しむ先客が並んでいた。10号程度のサビキ釣りだが、コマセを手まきせずに仕掛けの上にカゴを付けていた人が数釣りしていた。

 竿を出したのは東隣の商港区中央埠頭。ここは新港区よりも水深が浅く、軽い餌木を使うマメイカ釣りでは比較的釣りやすい。

 微風程度の静かな状況の中、PE0・3号のラインの先に1号のフロロカーボンリーダーをセットした小型リールに、7フィートの柔らかいルアーロッドのタックルで開始。餌木は小型の1・5号のベーシックタイプのイワシカラーだ。

 なるべく遠くへ餌木をキャストして竿先を海面に向けて下げ、餌木が海底に沈むまで20秒ほど待って誘いを入れながら餌木を引いてくるのが基本だが、青から茶系へと餌木を替えても当たりはないまま午後6時を回る。遠目にマメイカの取り込みで見えたオレンジ系の餌木に替えると数投後にズンっと竿先を押さえる当りでヒット。マメイカといっても胴長10センチはある大型なので、取り込み前の引き込みも強くなかなかの手応え。自分のイメージよりも小刻みに激しく餌木を操作すると乗りが良くなると気がつき、その後3匹の同型の引きを楽しんで納竿。繊細で奥が深い釣りを楽しんだ。

 スカリで生かしておいて氷漬けで持ち帰った鮮度のいいマメイカは、刺し身に焼き物と絶品の味だった。(スポニチAPC・永井 良春) 

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