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ついに“かかった”60センチ レインボートラウト

[ 2020年6月21日 07:10 ]

「シケイダー」でメタボなレインボーをゲット
Photo By スポニチ

 【“管釣り”っちゃおう!!】暑い夏は人間同様、トラウトたちにもツラい季節。静岡県裾野市の「すそのフィッシングパーク」は富士山麓にあって、その水は冷たい湧水を引いている。地の利を生かした管釣りでメタボな大型レインボーを釣り上げた。

 「すそのフィッシングパーク」は6月に入ってクローズが多くなってきた管釣りが増える中、ここは富士山からの冷たい水を引いており、年中水温が安定しているために通年営業。この季節でも活性の高いエリアフィッシングが楽しめる。

 しかも入っている魚の種類も豊富で何よりもサイズがいいのがうれしい。

 釣行当日は雨。でも、海用の防水ウエアで完全防備!早速、ワタシのお気に入り「マッディポンド」に入ると、水質は「マッディ」(濁った泥色)ではなく、底まで見えるほど澄んでいる。表層付近にうじゃうじゃ群れる良型のトラウトたちがいた。流れ込み付近には“マス玉”まである!

 これは期待大。朝イチは赤金スプーンを表層早引きでイッパツでしょ!?とキャストするが何投しても魚たちはルアーに見向きもしない。ボディーにルアーが当たるほど魚はいるのに、完全にスルー。これは予想外に厳しい戦いになりそうな予感がする。

 スプーンをローテーションし「クランク」「ミノー」と試してもダメ。たまにチェイスしている個体もいるけれど、口を使うまでには至らず。どうやらかなりスレているよう。でも表層に浮かんでいる葉っぱには反応しているようだから、トップに替えてみると、それまでにはない反応はあるが口を使ってくれない。

 悩んだ揚げ句、ワタシの奥の手、セミのカタチをしたフローティングルアー「シケイダー」を投入。表層をピロピロと波紋を立てながらアピールすると、今まで全く口を使わなかった魚たちの中から、少しやる気のある子が反応し始めた。同じ所ばかりを攻めるとすぐに反応しなくなるルアーなので、なるべく毎投いろいろな方向にキャストしているとやっとヒット!でもその後3連発のバラし。それでもしつこく攻めているとキャッチにつなげられた。

 釣れたのは60センチ近い元気な良型メタボなレインボー。その後も厳しいながらもポツポツと拾い釣りができました。

 ▼釣況 すそのフィッシングパーク(静岡県裾野市富沢589の1)=(電)055(993)5514。

 ◆ふくだあかり 1981年(昭56)生まれ、茨城県出身。07年、趣味で釣りを始める。08年に始めたブログ「百目」は、月間30万アクセスの人気。16年から茨城県海面利用協議会委員を務めている。

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