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ヤリ~!!ヤリイカ4匹掛け パラソル級ズッシリ!!待望の開幕 茨城・波崎沖

[ 2020年1月29日 07:34 ]

波崎のヤリイカ。栗原さんが掲げる50センチ超のパラソル級
Photo By スポニチ

 【ココが一番!】茨城県波崎沖で待望のヤリイカが釣れだした。50センチ超のパラソル級が主体。1度に3、4匹掛かった時のズッシリ感は半端ない。水深は150メートル前後と深いが、徐々に浅くなり、例年4月頃まで釣れ続く。(スポニチAPC 林 悠二)

 ◎波崎・はまなす丸

 ファンが心待ちにしていた特大ヤリイカ。それがまとまって釣れだした。利根川河口の港から東へ、航程約1時間の寒猫根。夏~秋にアカムツを狙った場所だ。

 「水深150メートル。反応は底近く」――堀田正巳船長からの投入合図は午前6時。周囲に10隻近い僚船が。海底はオモリが突き刺さる砂泥地。1投目は乗船した7人全員が不発だったが、次からは忙しい展開に。

 単発で数匹上がった後だった。乗りを確認し、ゆっくりと巻きだすと重みが加わっていく。重いわけだ、45~50センチ級が何と4匹掛け。

 右舷トモでは群馬県邑楽郡の栗原充弘さん(54=会社員)が3匹取り込んだ。

 「乗りはいいし、どれも大型ぞろい」と満面の笑み。
 しかしこのあたりからサバが掛かりだして掛かったイカを振り落とす。サバ、サバ、ヤリと“ネギマ”状態で上がりだし本命が伸び悩む。サバをかわすため船の移動が続く。しばらくすると、今度はモンスターが出現。そう、悪食のサメだ。着底同時に当たり。ズッシリ乗ったはずなのに、プチプチとツノごと引きちぎっていく。これには閉口!

 「1匹でも掛かったらすぐ巻いて」――堀田船長もサメの猛攻にアナウンス連発。

 それが功を奏してか3人グループで来た青梅市の伊藤衛さん(53=自営業)は20匹ゲット。仲間も19、21匹。

 「3匹掛けもあったけど、後は単発。乗ったと同時に上げました」と伊藤さん。この日はシケで早上がり。

 栗原さんはサメに仕掛けを4組取られて12匹。前日まではトップで40、50匹台が続いていたのに残念。

 標準仕掛けはブランコ式でプラヅノ11センチ×5本、幹5×枝3号、オモリ150号。

 この日は船長も憤慨するほどサメが多かった。でも対策はある。サバには直結式が強い。でも当日は持参せずに大後悔。7本ヅノで狙ったのも失敗。サメが多い時はツノを減らし、1匹掛けたら即巻きで回収する。

 「ツノは14センチと長め、枝スも4号と太め。ダブルカンナ(2本ヅノ)も良い」とは船長。キハダやキンメで実績の「サメ被害軽減装置」も良さそう。次回はあの手この手…準備万端でリベンジだ。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、波崎・はまなす丸=(電)0479(44)4627。乗合は午前4時半集合、料金は1万2500円。飯岡、鹿嶋からも乗合出船中。

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