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ヤリました!! パラソル級ズラリ

[ 2020年1月28日 07:19 ]

須藤さんに“パラソル”級の一荷
Photo By スポニチ

 【釣り巡礼】茨城県鹿嶋沖のヤリイカが釣れている。50センチ超の“パラソル”級も交じり、手応えは「襲撃」だ!清栄丸に乗り込んだ。(スポニチAPC・菅野 順也)

 午前5時に出船した清栄丸は、航程1時間半で水深126メートルのポイントに到着。日の出時間に合わせたように、20隻ほどの大船団できた。

 小田桐英仁船長が、若干強めに船を停止したのは、魚探で群れを確認した証拠。はやる気持ちで投入器から仕掛けを放出した。

 「海底付近に反応が出ています」とのアナウンス。オモリが着底したら竿の長さ1本分持ち上げて15センチずつ刻みながらゆっくりと落とし込んでいく。3回繰り返すと突然「ギュン、ギュン」と力強く引き込まれた。「触り」などと表現されるような優しいタッチではなく、イカヅノが「襲撃」された感覚だ。巻き上げに入ると重みが倍増。1投目から私は2点掛けのスタート。

 小田桐船長に追い乗りさせるコツを聞くと「初期の現在は底に群れが集中します。1匹掛かったら10メートルぐらいゆっくりと手で巻き上げてみてください。でもあまり意識しすぎるとバレてしまうので、活性次第で調整も必要です」とのこと。

 常に素早い投入をしていた新宿区・須藤英治さん(46=医療関係)は「ヤリイカ釣りを初めてやった時には仕掛けの扱いに困りましたけど、今ではそれも面白さに変わりました」と大型のダブルヒット。

 丁寧に誘いを続けていた松戸市・杉元志郎さん(79)は「他の魚よりイカが私の家では喜ばれます。刺し身が最高!大型なので手応え抜群ですね」と特大を浮上させた。
 釣り歴60年という中野区・渡辺和雄さん(79)は「月に1、2度は必ず船釣りを楽しんでいます。イカ釣りは道具がシンプルなので寒い時季でもお手軽ですね」とベテランの技で良型を追加していた。

 当日はトップで26匹、胴長40センチ超のオスばかりがそろった。

 小田桐船長は「現在は深場のポイントですが、今後は80メートル付近にも群れが入る予想です。さらに多点掛けが狙えますよ」とのこと。 釣り期は始まったばかり、今後もしばらく楽しめそうだ。

 ▼当日の仕掛け プラヅノ=下田漁具「イカサビキ シュリンプ針2二段」11センチ各色混合。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、鹿嶋・清栄丸=(電)0299(82)3691。出船は午前5時。乗合料金1万2100円。

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