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お祭り騒ぎの青物パラダイス ~三重・阿曽浦~

[ 2019年9月25日 05:30 ]

35センチの美味そうなシオが釣れました~
Photo By 提供写真

 三重県南部では秋の風物詩ともいえるショアジギング(岸からメタルジグなどのルアーをキャストする釣り方)ゲームが開幕。沿岸部では食欲おう盛なブリやカンパチの幼魚が海面の小魚を追い回し、海面がさざ波うつ「ナブラ」という現象が大発生中。そんな激アツな状況を楽しむため、南伊勢町阿曽浦周辺の地磯へと釣行した。(魚魚クラブ・橋本広基)

 釣行日は12日。早朝より、タックルを準備する。ロッドやリールは、大型の青物でもしっかりファイトを楽しめるショアジギング用をチョイス。ルアーは30グラム前後のメタルジグを選択し、大遠投で広範囲をしっかり探れるセッティングだ。

 早速、秋空の大海原にフルキャスト。小魚が海面をピチャピチャと跳びはね、釣れそうな雰囲気が漂う。アクションは逃げ惑う小魚をイメージ。サオ先でラインを弾く感じでリズミカルに動かし、ジグを左右に大きくダートさせアピールする。

 すると着底後、数回アクションを入れたところで、突然〝ガツンッ〟と大きな衝撃が手元に伝わり〝ギュンギュン〟とロッドが締め込まれる。これぞ青物という力強い引き味とスピード感が上腕二頭筋を刺激する。

 最後まで横走りを続け、足元では岩礁にラインが擦られるほどのパワーに圧巻。キャッチしたのは、カンパチの幼魚である35センチサイズのシオだった。

 そしてここからは怒涛の青物パラダイス。海面には次々と潮目が現れ、辺り一面に音が聞こえるほどの大ナブラが次々と現れる。まさに〝確変状態〟。ガツン、ドカン、ドコッと1キャスト1ヒットが続き、魚とのガチンコバトルを堪能する。

 ブリの幼魚であるツバスは40センチに迫る立派なもの混じり。シオに加えてオオモンハタなどもヒットし、まさにお祭り騒ぎ。約1時間釣れ続け、あっという間に2ケタ釣果、クーラーが満員御礼となったところで納竿した。

 今後はさらに青物の接岸が期待でき、サイズも一回り大きくなる。秋のパワーファイトはこれからが本番だ。


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