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良型連発!美しきキス~兵庫・播磨新島~

[ 2019年9月4日 05:30 ]

見るからに美味そう!パールピンクに輝いた24センチのキス
Photo By 提供写真

 残暑もようやく和らぎ、キスの投げ釣りが面白くなってきた。兵庫県下の瀬戸内、明石から姫路までの東播エリアにある好釣り場では、海水温こそまだ高いものの、25~28センチの大型もヒットするなど例年以上に良型が元気で釣れ続けている。その恩恵にあずかろうと、播磨新島で今回の投げ釣りは62匹がかかり、24センチを筆頭に良型が連発。抱卵してパールピンクに輝くキス釣りを堪能できた。(神戸投翔会・松尾 幸浩)

 毎年、8月中旬以降になると「土用のキス隠れ」と呼ばれる現象が起こる。海水温が高くなり良型は深場に移動して釣れなくな
るのだが、今シーズンは28度近くもあるのにキスが居ついて釣れ続けている。

 最初に入った高砂港では残念ながらさっぱりだったので、次に選んだのが播磨町沖合の埋立て地・播磨新島にある赤灯台波止。ここは潮通しも抜群で、四季折々の大物がかかると地元では超有名な人気釣り場だ。

 午前10時過ぎに到着すると、うわさ通りに好ポイントの先端部にはズラリと釣り人が並び、入るスペースがない。仕方がないので、サオをセットして待機。辛抱強く待っていると、昼前に左角の好ポイントが空いた。

 「これはラッキー!」と急いで釣り座を確保し、アオムシをハリに刺して、満を持してキャスト開始。ちょうど西側の白灯台に向けて絶好の込み潮が流れ出すチャンス到来。オモリ着底後にゆっくりとサビクとすぐにブルン、ブルルン。いきなり20センチオーバーのダブルの大当たりだった。

 それから、群れが流れの下に集まったのかダブル、トリプルと絶好調で忙しいほどヒットする。周囲でもバンバン良型が釣れだしウハウハ状態。この時期は潮が止まるとサーッと群れも消えるので、サオ1本で引き釣りしながら効率よくやるのが数釣りのコツだ。

 午後1時過ぎには、ブルンという前アタリの後で、ギュギューンとサオ先を一気に引ったくる痛快な反応。「これはデカイぞ!」と、わくわくしながらリーリングし、心地よい締め込みを味わいながら抜き上げたのは丸々と太った24センチの大物。このサイズなら納得と思わずニッコリだ。

 以降も活性は上がって釣れ続けたが、午後2時過ぎに潮が止まると反応がなくなったので納竿。これから落ちに入る前の荒食いが始まるので、小気味よい引きと食べて美味しいキスを狙ってぜひ、チャレンジしてほしい。


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