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良型スルメ引き気味、佳境迎えトップ250匹の日も! 大判カレイ手応え、まだまだ活発種類も豊富

[ 2019年7月5日 06:22 ]

清水さんに良型スルメがヒット!!
Photo By スポニチ

 【ガイド】新潟県寺泊沖で夜釣りのスルメイカが佳境を迎えている。良型の引き味は抜群だ。宮城県仙台湾の亘理沖ではカレイが竿を絞る。(スポニチAPC 菅野 順也)

 ◎新潟県寺泊
 「今シーズンは例年より早く釣れ始まりました。イカは回遊するので日によってムラはありますが、良く釣れていますよ」と話す五十嵐利男船長。午後6時40分、佐渡島方向に向かって出船した作十丸は航程25分で水深170メートルのポイントへ到着。集魚灯が点灯され「50~90メートルのタナを狙ってください」と、五十嵐船長からゴーサイン。
 イカヅノ仕掛けが投入された。私を含め3人が手釣りを選択。他は竿と電動リールを使用。開始から30分ほどでイワシの群れが集まり、水面を跳びはねた。次はスルメイカが寄って来ると思われたが、ツノに触りがない。五十嵐船長は「イカが浮いてこないので130メートル付近まで仕掛けを下ろしてください」とアナウンス。
 スルメイカ釣り初日に52匹の釣果を挙げた、長岡市・清水いづみさん(54=会社員)は「仕掛けの配色など常に工夫しています。ハリスを短めにするのも効果があり、乗りが良いみたいです」と、この日もオリジナルカラーが当たった様子。
 五十嵐船長にうまく釣るコツを聞くと「おおよそのタナはお伝えしますが、1匹掛かったからとそのタナにこだわるのは駄目です。スルメイカは泳ぐ層が広いので広範囲に探り当てるのが良いです」とのこと。
 毎年この時季は作十丸に通っているという、川越市・俵習一さん(54=会社員)は「少しずつ落としながらタナを探っています。他の魚とは違うはっきりと感じる乗りが面白いですね」と伝わる感触を楽しんでいた。
 取材当日は乗り渋りだったが、後にトップ250匹の日も。よし、再度挑戦だ!

 ▼釣況 上信越地区東日本釣宿連合会所属、寺泊・作十丸=(電)0258(75)2668。出船時間要確認。乗合7000円。

 ◎宮城県亘理
 渡辺誉人船長が舵(かじ)を握るきくしん丸は、亘理沖水深38メートルに到着。小型片天ビン仕掛けのハリに青イソメを付けて投入した。
 オモリが海底に届いたら細かく丁寧に小突いて魚にアピール。食わせの間を入れるのも口を使わせるコツだ。「ゴンゴンゴン」。大判らしい勢いで私の竿に当たりが伝わった。一呼吸待って巻き上げると、さらに重量感が乗った。1投目からマガレイの3点掛けに成功だ。その後も魚の活性は高く当たりが続いた。
 町内会の釣りクラブ7人で乗船の、本宮市・橋本万吉さん(65=自営業)は「昨日は山形県を観光、今日は船釣りです。年に1回の定番行事です」と大判カレイを連発。 電動リールをうならせていた、伊具郡・目黒良明さん(61=会社員)は「自分から掛ける感覚が強い釣りですね。誘いがうまく魚の食いと合った瞬間がたまらないです」と伝わる手応えを楽しんでいた。
 釣れるカレイは種類が豊富で、マガレイをメインにマコガレイ、イシガレイ、ムシガレイ、ソウハチの5目がそろった。竿頭となった私の釣果は64匹。船上では50センチ級のマコガレイ、60センチ級のイシガレイも釣れた。
 今年は水温の上昇が遅れ気味なこともあり、もうしばらく釣れ続く気配だ。

 ▼釣況 亘理港・きくしん丸=(電)022(335)3552。午前4時半まで集合。乗合料金8000円(氷・青イソメ付き)。

 ▼当日の使用タックル 竿=がまかつ「鰈(かれい)幻粋MH1・65、仕掛け=同「ナノ船カレイ仕掛(ロング)」14号

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