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梅雨イサキ“雨天結構”土砂降り何の!祖父と孫コンビそろって良型

[ 2019年6月19日 07:07 ]

船釣り初挑戦の吉田君(右)は祖父の柳沼さんと一緒に良型イサキをゲット
Photo By スポニチ

 【博覧釣記】関東地方も梅雨入りすると、楽しみなのが内房の「梅雨イサキ」。今年も勝山・庄幸丸では連日規定数50匹を釣り上げ絶好調。それも、おいしいマアジとリレーで出船中。うれしい欲張りメニューで、湿った天気を吹き飛ばそう。(國友 博文)

 取材当日はあいにくの雨。それも心がめげるほどの土砂降り。梅雨イサキにふさわしいと自分に言い聞かせて港を出船。庄司徳勝船長の向かった先は、勝山沖で40センチ級も顔を出すアジの好ポイント。

 仕掛けは、大型に備えてハリス2号×2メートル、ムツ10号の3本バリ。黄色いFL60号のプラビシにアミコマセを詰めると「タナは上から80メートルです」とスタート。指示ダナプラス仕掛けの長さ分までビシを落とす。コマセを振りながら正確にタナまで巻き上げて待つとすぐに当たりだ。船内には電動リールの巻き上げ音が鳴り響き、楽々30センチオーバーのジャンボサイズが次々に抜き上げられる。
 船釣り初挑戦の柏市・吉田航輝君(15=高1)も祖父の柳沼博さん(64=自営業)の説明を受けてジャンボアジをゲット。「ゴン!って来ました。引きが強かったです」とガッツポーズ。

 40センチ級の多点掛けは、電動リールが止まるほどの強い引きを見せる。ダブル、トリプルが連発するとあっという間にバケツは満タン。釣りすぎると、次のイサキがクーラーに入りませんよー。このままアジを楽しんでも良いくらいだが、本命“激ウマ”イサキにシフトチェンジ。向かった先は、起伏が激しく昔から一級ポイントとして知られる「象の背」。タックルはそのままで、仕掛けを、ハリス1・5号×3メートル、チヌ2号の3本バリに替えて再スタート。

 狙うタナは20メートルと浅く釣りやすい。水中に、コマセの帯を作るイメージでシャクリ続けて指示タナに合わせると「クン!ギューン!」と竿先が豪快にお辞儀する。

 トルクのある強い引きに本命を確信すると25センチのレギュラーサイズが顔を出す。

 「当たったら、その場で待って追い食いを狙ってください」と船長。イサキの反応は、雨を忘れるほど活性が高い。

 右舷トモでは、孫に負けまいと柳沼さんも次々に本命を抜き上げる。「孫の成長を感じました。イサキ釣り最高です」

 イサキは、産卵に備えて動きが鈍くなり群れが固まり釣りやすくなる。真子や白子を抱えて丸々太り、とろけるうまさにファンも多い。「梅雨イサキ」、 白子の湯引きポン酢最高です!

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