ウキウキフナ狙い 反応あるのになかなかハリ掛かりしない

[ 2019年4月27日 08:00 ]

ヘラブナ初挑戦の金澤さんは、高山さん(右)のアドバイスで計10匹のヘラブナを釣り上げた。左端は筆者
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 【奥山文弥の釣遊録】「釣りはフナに始まりフナに終わる」と言われるほど、入門者から経験者までを魅了するヘラブナ釣りですが、最近では若者の参入が少なくなったそうです。
 私が知る限り、ヘラブナ釣りほど当たりやウキへの反応があるにもかかわらず、なかなかハリ掛かりしない釣りは他にありません。

 その反応はウキを通じて目で見えるわけですから、頭の中、脳が常に活性化しているわけです。それがストレスではなく、ワクワクするプラスに働きますから、精神的にもいいのです。

 今回のヘラブナ釣りのセミナーにも21~78歳までの老若男女20余人が集まりました。

 そのナビゲーターは、マルキユーの研究室の高山恵美子さんです。彼女は我が国で釣り餌の成分を知り尽くした唯一無二の女性指導者です。通常の名人は経験と技術で釣ります。彼女は魚が好む成分の分析という科学的な面で釣るのです。

 指導者としても女性ならではの優雅さと気品、そして優しさに人気があります。

 今回は彼女のサポートに研究室長の藤原亮さんと、研究員でヘラブナ担当の樋浦雄二さんが来てくれました。セミナーとしては最強の講師陣です。マルキユーのヘラブナガイドブック、ビギンを配布し、基本的な習性と釣り方、さらには水槽を用意して餌が溶ける様子を見て、その時どうやってヘラブナが餌を食べ、ウキがどう動くのかも説明してもらいました。

 用意した竿は、がまへら天輝、飛翔天、凛刀迅の8~10尺。仕掛けはセットと呼ばれるもので、上バリ(ヘラ鮒スレ5号)にバラケ団子(パウダーベイトセット)下バリ(へら鮒スレ3号)にわらびうどん(力玉)の餌をつけて釣りをしました。

 上バリのバラケが溶け、その粉が舞いながら下へ落ちていくのを吸い込むように食べる時、力玉を間違って吸い込んでしまうという作戦の釣り方です。

 天候に恵まれ、晴れたのは良かったのですが、快晴過ぎてかえって魚の活性がよくない状況でした。参加者それぞれが、「ウキがこれだけ動くのにどうして掛からないの?」と悩み、そしてファールフック(スレ掛かり)にがっかりし、終盤にはコツをつかんだようで笑顔があふれてきました。

 読者の皆さまにオススメしたいことはヘラブナに限らず、別の釣りに誘われた時はやってみることです。自己向上心を目覚めさせましょう。誘われたらチャンスと思って、今までなかった緊張と刺激、そしてそれを緩和する瞬間を味わってほしいと思います。

 そして今度は自分の得意な釣りに友人を誘ってあげましょう。自分自身が面白いと思ってやっていることを他人に伝えること。そちらも人生においては非常に大切なことですから。高山さんたちも教えることで餌に対する新たなヒントが生まれると言っていました。(東京海洋大学客員教授)

 ◆ベストショット

 上信越地区東日本釣宿連合会所属、群馬県桐生市の黒保根渓流フィッシング=(電)0277(96)2099=では、5月6日まで10日間連続大物放流を実施する。放流魚種はマイトサーモン60~80センチ、サクラマス45~60センチ、アカマス、イワナ、ヤマメなど。新緑のポンド、渓流で大物ゲットのチャンスだ。

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