大興奮 海の宝石アカムツ 早合わせNG我慢して待つべし

[ 2019年2月9日 07:22 ]

園部さんは名人技で連発
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 【博覧釣記】千葉県太海・幸昌丸では超高級魚として人気が高いアカムツが安定した釣果を見せている。この釣りは、敷居が高いイメージがあるが、仕掛けや釣り方がシンプルでビギナーや女性でも手軽に楽しめるのだ。(國友 博文)

?04 出船時間の5時半になると、浜崎貴史船長は、実績の高い太海沖を目指す。この地の特長は、良型ぞろいで50センチオーバーも期待できる。狙う水深が250〜300メートルのため、電動リールには400メートル以上巻いておこう。

 ポイントに到着すると「始めて下さい。250メートルです」と開始の合図。早々にサバが釣れると、慶治大船長に教わり短冊餌を作る。

 右舷トモでは八千代市の大塚淳一さん(56=自営業)に重量感たっぷりのやり取りが続く。時折、見せる独特な強い引き込みに本命を予感すると、楽々40センチオーバーが顔を出す。「底で2、3回誘ったら食いました。この魚はうまいから皆が喜びますね」と素敵な笑顔。その後も、サバの猛攻が続いて、中オモリと仕掛けのアクセサリーをすべて外す。

 タナをとり、竿先に集中すると、海底260メートルからのはっきりと分かるシグナルが、竿先と手に伝わってきた。心臓はバクバクするが、ここでの早合わせは絶対にNG。一呼吸、いや二呼吸ぐらいじっくり我慢して次の強い食い込みを待つ。

 「よし今だ!」。ゆっくり聞き上げると「グングン!」。掛かった瞬間がたまらない。竿を一定の角度に保って、電動リールを中速で巻き上げる。

 トルクのある「叩く」ような強い引きに本命が頭に浮かぶ。200メートル以上の長い道のりを、何度も強い引きで応えてくれる。

 最後まで抵抗するため海面に来ても油断は禁物である。仕掛けを手繰り寄せると、「よしやった!」。海面に赤い魚影が映し出される。それもデカイぞ!ジャスト45センチの狙い通りの良型に思わずガッツポーズ!大きな金色に輝く目と、よだれが出るほどの太った腹回りに感動する。

 そして千葉市の園部勝男さん(73=自営業)は立て続けに40センチオーバーを2匹釣り上げ「サバかなと思ったら、強い引きを見せましたね。先週は30分でヒラメ4匹釣りましたよ」とさすがは常連の名人芸だ。

 活性が上がると、次々に良型が顔を出す。

海の宝石「アカムツ」を手軽に、自分の手で釣り上げよう。

 極めれば奥深く、あのとろけるおいしさにはまること間違いなし!

 ◯…幸昌丸では、年明けから港周りが解禁。ここでは、もう一つの人気看板「寒ビラメ」が今季も絶好調。水深5〜20メートルの浅場で5キロ級も顔を出す。やりとりは想像以上にスリリングで面白い。浜崎船長は「イワシも入ってきたので、これからが楽しみです」。

 ◆仕掛け

 胴突き2〜3本バリで、オモリは200号と250号を用意しよう。水中ランプや中オモリ、仕掛けには集魚パイプやマシュマロボールが威力を発揮することがある。これらは、餌をアピールさせるが、同時にサバなどの外道を集めるリスクもある。「やっぱり仕掛けはシンプルが一番ですね。釣れてる人の仕掛けを観察するといいですね」と浜崎船長だ。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、太海・幸昌丸=(電)0470(92)1653。出船は午前5時半。餌のホタルイカと氷付きで乗船料金は1万1000円。

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