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2018年快釣締め メジロ70センチ超だ!サバ40センチ超だ!

[ 2019年1月9日 12:48 ]

和歌山県みなべ町

大阪に帰省中で、家族と釣りにきた東京都・大杉麿睦さんが釣り上げた70センチのメジロ
Photo By スポニチ

 【釣りラブ】昨年12月中旬以降、メジロの好釣が続いていると聞き、和歌山県みなべ町の「純栄丸」へ出掛けた。釣り客がすべてヒットする“全員安打”を達成。70センチ超のプリプリとしたメジロに40センチ超のサバもまじった平成最後の大みそかの船上は、1年の最高の締めくくりと新年への景気づけになったとばかりに笑顔があふれていた。 (スポニチAPC・矢野 貴雄)

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 集合時間の午前5時前。船に同乗する他の釣り客の道具を観察していた。全員がメジロから主導権を奪ってガンガン上げるための強じんなロッド、でっかい獲物を持ち帰るための巨大クーラーボックスを用意してきている。目的は同じようだ。

 時間を迎えたので乗船。一路、白浜沖へ向かった。多少の風と波がある中、ポイントへ着くと、すでに何隻もの釣り船がひしめき合っていた。

 魚群探知機の反応とGPSデータを基に、船を止めた船頭が仕掛け投入合図を出す。指示棚は底から7メートル。一斉に仕掛けを下ろしていったん、底を取った後、指示棚でロッドをあおる。これで、カゴに詰めたオキアミがまかれ、ターゲットのメジロなどが集まる算段だ。

 普段なら朝のこのタイミングで次々とアタリが来るそうだが、この日はどの船も反応が薄いよう。そんな中、静寂を破ったのは、左舷ミヨシにいた東京都の大杉麿睦(まろむつ)さん。ロッドをグングン絞り込みながら上がってきたのは70センチ超もある立派なメジロ。大阪に帰省しての家族との楽しい釣行で、いい思い出になったとばかりにほほ笑んだ。

 ここから、1匹掛かると他の人も、といううれしい悲鳴パターンが続く。時折、カゴのエサを詰め直したり、流し直しで仕掛けを上げてくるときに40センチ超のサバが掛かってくる場合も。これはこれで冬のおいしいお土産だ。

 右舷トモでは、この日のサオ頭となったみなべ町の松下修平さんのロッドに次々と掛かっていた。実は、この釣りは初めてで、道具も貸し道具。それでもちゃんと釣れるのは個人の腕に加え、釣らせる船頭の力量によるものも大きいはずだ。

 気が付けば船内全員が気持ちよくヒット。徐々にアタリが遠のき始めて沖上がりとなったが、新年の釣り取材に向けて、気持ちよく締めることができた。

 純栄丸ではまだ当面、メジロ狙いで出船予定。時々交じるマダイやブリが、これからはさらに増えるというから期待が持てる。別船ではグレ狙いで出船しており、こちらも連日よく釣れているのでオススメしたい。

 問い合わせは純栄丸=和歌山県日高郡みなべ町堺670の11、(電)0739(72)5353または090(3033)3549。

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