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アマい誘いで大型アマダイ 食い気抜群!!50センチ超も期待十分

[ 2018年12月17日 06:53 ]

正真正銘の“デカアマ”を釣り上げた高橋さん
Photo By スポニチ

【永井裕策名人のステップアップ理論】剣崎沖のアマダイが好調だ。きっちりタナを取り、誘えば2桁釣果も夢ではない。50センチオーバーの期待も十分な剣崎・大松丸に乗船した。(スポニチAPC 永井 裕策)

 大松丸は12月からアマダイ船を開始。「今季初めてアマダイ釣りを始めたが、状況が悪い日でもトップは7匹以上の釣果。50センチオーバーも釣れている。本番を迎え、さらに活性を上げて楽しませてくれているよ」と剣崎沖のポイントに詳しい鈴木茂明船長が話す。

 取材日も冷たい北風とウネリも何のその、胸を膨らませて出船。水深85メートル前後の砂泥帯のポイントから投入開始。

 アマダイ釣りのキモはタナ取りと誘いにある。アマダイが捕食しやすい底から30〜40センチの位置に付け餌のオキアミが漂うのが理想的。オモリは80号。仕掛けの長さは2メートルなので、まずは1メートル切って、付け餌をアピールする。

 当日は、北風のウネリでタナが取りづらく、当たりがなかなか出ない。そんな中、タナが決まっている人に当たりが出て、アマダイ独特の首を振っての引きを楽しんでいる。

 左舷胴の間では、横浜市の尾島勇さん(60=会社員)が良型を釣り上げた。「1週間前に来て40センチオーバーを初めて釣り上げて面白かったので、また来ました」とうれしそう。

 左舷トモの町田市の高橋良成さん(44=会社員)の竿が弓なり、強烈な引きに慎重にやり取りをして海面にポッカリ上がったアマダイは、周囲から「でっかい!」と声が上がるほどの大型。「やりましたぁ〜自己記録です」。

 この釣りは、その日の状況に合った誘いを見つけると数が伸びる。スローな誘い上げと下げ。そしてそこに間を入れて当たりを出す。食い気抜群の剣崎沖のアマダイ、おいしい高級魚を釣りに行こう。

《永井の理論》コマセを使わないので魚にアピールできるのは付け餌のオキアミだけ。このオキアミをしっかりアマダイにアピールしてやることが、釣果につながる。

 まずは付け餌のオキアミをきれいに真っすぐに付けて、回らないようにすること。

 仕掛けを着底させたらその餌をしっかりアマダイに見せてアピールする。だいたい仕掛けの長さの半分だけタナを取る。この時のイメージは先バリの餌が海底ギリギリを引きずるくらいで、枝バリが海底から上を漂う感じがベスト。

 当日は、強風でウネリが大きかった。こんな時はタナが底から離れやすいので、底ギリギリのタナでやることがベスト。上下動が激しいので船の揺れに合わせてタナをできるだけ離さないように保つ。

 早い誘いはダメ。スローな誘いと細かい誘い、止めて食わせる間をとろう。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、剣崎・大松丸=(電)046(886)1244。乗合料金8500円(付け餌・氷は別)。

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