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家族水入らずワカサギ祭り ドーム船で手間いらず イスやテーブル、トイレも完備

[ 2018年12月15日 08:34 ]

筆者(中央)は次男・尚樹、妻・幸代と参加
Photo By スポニチ

 【奥山文弥の釣遊録】9日は「フィッシングカレッジ奥山塾」のイベントで山中湖にワカサギ釣り。わが家は家族3人で参加しました。

 ワカサギ釣りといえば湖に張った氷に穴を開けて釣ることが一般の人には有名ですが、私たちは10年ぐらい前からはやりだしたドーム船に乗って釣りをしています。船室内から釣りができるためイスやテーブルも用意されて非常に楽です。トイレはもちろん、湯沸かしポットや電子レンジもあって、普段私たちが提唱している超自然の中で行う釣りとは全く趣を異にする釣りです。しかし外は自然です。目の前には富士山も見えていました。また貸し切りで行っていますから船の中は、穏やかムードで和気あいあい。

 集まった20人中レンタルは15セットというほど初心者が多かったです。

 説明終了後、早々に開始しましたが、餌付けに戸惑い早速、仕掛けが絡んで大変でした。それをフォローしてくれたのは3人のベテラン参加者とダイワの電動リール付きロッド「クリスティア」でした。

 仕掛けはがまかつのナノスムースコートのハリを装着した「山中湖ワカサギ2号狐(きつね)」。これには初心者も「なるほど」と安心して使っていました。

 ペナペナのワカサギ竿は、魚が掛かるとプルプルプル。元気よくお辞儀を繰り返すのですぐにわかります。巻き上げはボタン1つですから簡単。まるでゲーム感覚です。掛かったワカサギを外すのが一苦労という繰り返しでしたが、慣れてくるとだんだん手際が良くなってきました。アカムシが気持ち悪いと言っていた女性が、抵抗なく付けられるようになりました。そう、ワカサギ釣りは餌付けとハリ外しさえできれば成立するのです。

 この日のパターンは群れのスピードが速いのか、パタパタっと釣れたと思いきや、すぐに止まり、次の回遊まで時間が空くという調子でした。

 そこでベテランのアドバイスでマルキユーのワカサギ専用集魚カプセル「寄せっこ」を全員の仕掛けに装着。するとにおいで群れが止まるのでしょうか、魚がより多く寄ってくるようで、当たりの時間が長く続くようになりました。4点掛け、5点掛けが連続し、ついには釣り初体験の松田匡司さんや次男・尚樹も7本パーフェクトヒットを達成、大いに盛り上がりました。

 カナダからの留学生、ハイデン・イソペンコ君は地元では大きな魚ばかり釣っていますが、この小さな魚がとてもよく暴れるので驚いていました。日本の釣り文化を理解してもらったでしょうか?

 下船後は天ぷらセットを用意しておいたので、みんなで釣果の一部を食べました。日が陰ってさらに寒くなりましたが、釣りたてを食べる「おいしさ」を味わいました。

 この日、参加者の中に有名なユーチューバー、トミックさんがいました。動画を撮っていましたので彼ならではのワカサギ釣りとその食べ方を紹介してくれると思います。アップロードされるのが楽しみです。皆さんもぜひご覧ください。(YouTube→トミックで検索)

 (東京海洋大学客員教授)

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