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ワカサギでアゲ⤴揚げ⤴ 楽しい釣りでテンション⤴あったか料理で体温⤴天ぷら、唐揚げ相性バツグン

[ 2018年12月3日 06:53 ]

ワカサギ料理
Photo By スポニチ

【吾作流 雑魚をおいしく!】各地でワカサギが釣れている。タックルも手軽で初心者でも楽しめるターゲットとして人気が高まっている。寒いのが苦手…という人にはドーム船がある。(イラスト&文 桜多 吾作)

 10センチに満たない小さな魚でも竿先を揺する魚信は大型にも劣らない。群れが回遊してくるとぞろぞろと連なって釣れ上がるのもうれしい。竿をやわらかく揺すっているとプルプルと細かい当たりが続く。

 湖に舟を浮かべて、あるいは氷上の穴釣りも釣趣満点だが、近年の主力はドーム船。台船にビニールハウスを乗せたような形状で、厳冬期でも船中でストーブがたかれ、ぽかぽかの中、釣りを楽しむことができる。パソコンのマウスのような形状の電動リールも登場し、釣りの“敷居”も低くなった。週末ともなると家族連れやカップルで満員の船もある。釣って楽しいのはもちろんだが、ワカサギは食べてもおいしい。

 定番は「天ぷら」。小麦粉を氷と水で溶かし、酒大サジ少々を加えて数匹ずつ揚げる。

 「一夜干し」にして、遠火で焼いた「素焼き」もいい。酒と同量のしょうゆにショウガスライスを入れて煮て、アクを取って中火で煮込んで、煮汁に粘りが出たらでき上がりの「甘露煮」もおすすめ。

 待てよ、あっさりと「唐揚げ」もいいな。そのままでもおいしいが、粉チーズと塩少々を振りかけたり、コショウたっぷりの一皿や、しょうゆ、ミリン、おろしショウガに漬け込んだり、ちょっと手を加えればたくさん釣れても飽きずに食べられる。

 10センチ超の大型は2度揚げにするとよい。

 洋風に調理するなら、フライパンを揺すりながらバターで焼いて、深皿にトマトの輪切りを敷いたその上に乗せ、レモン汁かポン酢をかけたバター焼きもいい。

 骨ごと食べられるから、現代人が不足しがちなカルシウムがたっぷり補給できる。

 ◇各地のワカサギ釣り

 ◎神奈川県・相模湖

 天狗岩釣案内所=(電)042(687)2006。

 ◎山梨県・西湖

 松屋=(電)0555(82)2501。

 ◎長野・諏訪湖

 民宿みなと=(電)0266(23)4423。

 ◎同・野尻湖

 野尻湖マリーナ=(電)026(258)2629。

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