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両手に本ガツオ モテモテ一日14匹 6キロ近くも!!好調まだまだ続く

[ 2018年10月19日 06:47 ]

両手にカツオを持ち上げて笑顔          
Photo By スポニチ

【釣り姫見参】8月1日の解禁後はしばらく低調だった相模湾のコマセの本ガツオ・キハダがここにきて上向いている。“釣り姫”こと、ふくだあかりが乗り込んだのは平塚・庄三郎丸。怪力魚と格闘だ。

 庄三郎丸は平日にもかかわらず、連日の良釣果を聞きつけ、大盛況の3隻出し。船上はこの釣り独特の熱気に包まれていた。

 ポイントは城ケ島沖。指示ダナは20〜30メートルがメイン。ステン缶は80号、リーダーはフロロの16号を3メートル。パワーファイトに負けないロッドに電動リールで準備は万端。後は釣るだけ!

 この釣りは手返しが大事。魚の移動が速いから、素早い動きが要求される。船長がカツオの群れを見つけて魚群の上に船が止まり、合図が出たら、素早く仕掛けを投入。魚がいる指示ダナまで一気に仕掛けを落とし、コマセをテンポ良く振る。 ちょっとでもてこずって人より遅れを取れば、あっという間にその場に魚はいなくなり、自分だけが釣れないなんてこともザラ。だからポイントに到着する前からカゴにはオキアミを詰めておき、すぐに投入できる準備をして、いつでも魚が掛かってもいい心構えをしておく事が大切だ。

 それを肝に銘じて、まずは第1投。すると、10メートルあたりで仕掛けが落ちなくなった。オマツリかな?なんて思って巻き上げてみたら、なんと開始1投目でヒット!この釣りの醍醐味(だいごみ)とも言える強烈な走りと引きが。

 ドラグはフルロック。竿先は一気に海面に引きずり込まれる。魚のパワーに負けないように、ちゅうちょせず“ゴリ巻き”で巻いてくると、念願のパンパンに太ったカツオをキャッチ!

 これが釣りたかったんです。

 その後も、この日は1日中食いが落ちることがなく船中で終始ヒットが連発!あっちでバタバタ、こっちでバタバタと大盛り上がり!

 私も流し変えれば当たりが出るし、終始竿が曲がっている状態が続き、楽しすぎて時間が過ぎるのがあっという間。取り込みがちょっと難しく、水面バラしや、落としている最中の当たりに上手に対応できなくてヒットにつなげられないこともあったけれど、それでもツ抜けはしたでしょ!なんて思って数えてみたら14匹!トップが18匹だから、かなりいい釣果。

 1キロぐらいの小型のカツオも交じったけれど、4キロ近い丸々太ったサイズも釣れて大満足!カツオのタナよりも20〜30メートルほど深いタナでキハダを狙っていた方は10キロオーバーをキャッチ。

 ミヨシでルアーをしていた方にもカツオがコンスタントにヒット。餌よりも下のタナから狙うからか、大きめのジグに食ってくるからか、食ってきたカツオは6キロ近いものまでいて、かなりデカかった!

 相模湾のカツオ&キハダは、魚の回遊具合にもよるけれど、例年だと11月中旬から12月初旬までは続くそう。今年も好調なので、まだまだチャンスはある。

 ?ふくだあかり 1981年(昭56)茨城県生まれ。07年、趣味で釣りを始める。08年に始めたブログ「百目」は月間30万アクセスの人気。著書に「初めての釣りガール スタイル&レシピ」(講談社)などがある。16年から茨城県海面利用協議会委員を務めている。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、平塚・庄三郎丸=(電)0463(21)1012。出船は午前6時。乗合料金1万1500円(餌別)。

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