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雨ニモマケズ!ヒラメ連発 スポニチ「飯岡大会」

[ 2018年10月18日 07:14 ]

いゴールデンタイムに船中1号を釣り上げた榎原さん 
Photo By スポニチ

 アサヒビール・アサヒ飲料カップ2018スポニチ「飯岡ヒラメ釣り大会」が14日、千葉県飯岡沖で開催され73人が参加。悪天の中、隆正丸の3、8、11、18号船に分乗した参加者たちの奮闘ぶりを特集!

 《セオリー通り》早朝のゴールデンタイム。開始早々に右舷ミヨシで竿が孤を描く。船中第1号を飾ったのは、市川市の榎原進さん(69=会社員)。1キロ級を掲げ「セオリー通りでした。前当たりからの本当たり」。餌を付け替えて送り込むと再び魚信が。昨年同期に開催のJGFA大会では6・15キロの特大を上げて優勝している。この後も順調に釣り続け何と計10匹。数打てば当たるはず…が、型物は不発。入賞を逃し苦笑いしていた。(18号船)

 《さすが会長!》左舷トモ寄りに並ぶ3人組。トモで釣るとそれを追って2人が竿をしならせる。豊島区内に住み好きな釣りとお酒でつながる、池袋楽釣会の仲良しメンバー。会長は長老でキャリア3年目の柴田廣次さん(71=自営業)。1匹目に上げた1・40キロが堂々船別1位に。「マダイのゲストで釣ったけど、専門では“初”ヒラメ」とうれしさもひとしお。トモで10匹上げた谷口英生さん(45=会社員)と、玉木義光さん(53=同)からの「さすが会長!」…この祝福にややテレ気味だった。(18号船)

 《実は女性賞V2》普段は清楚(せいそ)な癒やし系、釣りとなればド根性を見せる奥さまが奮闘した。川口市の吉田郁恵さん(46=公務員)は強い雨とウネリに耐え、ビショ濡れになりながら10匹を仕留め「気合で乗り切りました」と会心の笑みだ。共に乗船した夫の淳一さん(51=自営業)の7匹を上回る釣果だったが「どんな結果でも夫は釣りの師匠で、尊敬することに変わりないです」。この日の自己最大は1・14キロ。「2キロは欲しかった。また挑戦します」と意欲を見せていた。(3号船)

 《奥さまのド根性》女性賞を獲得した江東区の箱田佳子さん(54=主婦)は「実は昨年も」。52達成。しかも釣果は船中トップタイの6匹。隣の席で3匹だったご主人、規雄さん(59=会社員)は「いつもやられてます」。毎月2、3回必ず一緒に船に乗るオシドリ夫婦。「2日ほどの食料が助かります」。佳子さんは喜びの声を主婦らしく結んだ。(11号船)

 《病床の妻のため》「釣れなくて焦ったよ」と話すのは新座市の平川耕三さん(82)。雨の中、粘りをみせて上がってみれば2匹。釣らなければならない理由があった。いつも仲良く釣りを楽しんでいた病床の妻、博子さん(76)に魚を見せて元気付けるためだ。「寂しいよ。また一緒に釣りがしたい」。大会終了後、平川さんは愛妻が入院する病院へと向かった。(8号船)

 《残念ながら1匹》昨年まで本紙で「釣りなでしこ」を連載していた釣りガール、目黒区の野口美和さん(26=会社員)も参戦。「根掛かり防止で、タナを底上1メートルに設定して狙いました」。残念ながら当たりが少なく釣果は1匹。「大物を釣りたかったのに…」と唇をかみしめた。(8号船)

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