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尺上ズバッズバッ 実りの秋 重量感たっぷり!連日良型連発

[ 2018年9月24日 07:11 ]

萩原さんは11尺竿を駆使して連発                              
Photo By スポニチ

 【ヘラブナ大作戦】「準山上湖」とも称される埼玉・寄居町の円良田湖。秋ベラ釣りに突入して30〜40センチ超級の良型が連日50〜80匹超。今後、新ベラの放流も予定され、さらに強烈な引きと数釣りが楽しめそうだ。(スポニチAPC 上田 観水)

 酷暑も落ち着き準山上湖の秋ベラが活発に動きだした。

 日差しはまだ強く、常菅・A桟橋に狙いを付け、17尺竿(銘は「至峰」)、「凄麩」=セット釣り仕様=餌で

底釣りを始める。

 水面に映る山影の中に漂うウキは見やすい。餌打ち早々は雑魚の動きが激しかったものの、ハリスがなじむと“ズバッ”、尺上(30センチ超)がダブルで初ヒット。後も次々に愛竿は35〜39センチ級の個性ある重量感と手応えを伝えくれてツ抜け(10匹)した。

 水面に見え始めたヘラに「秋はタナを釣れ」とばかり12尺竿(銘は「東峰」)に替え、1メートルの浅ダナ狙いに変更する。

 ガサベラ(餌慣れのヘラ)と雑魚の寄りを見てタナを竿いっぱい

に合わせて始めると、大きなモヤモヤから“ズバッ”と快い当たりが出て、1時間足らずで良型のツ抜けした。

 休日はドライブと釣りを楽しむ、という釣り歴30年以上の萩原繁さん(75=自営業、加須市)、常子さん(70)夫妻は、常菅前で互いに11尺竿を使い、繁さんがバタバタと入れ食いで18匹釣り上げれば、隣席の常子さんも「愛犬に死なれてから覚えた釣りですが…」と、釣り歴は2年ほどながら料理で培った粉使いが餌作りに応用されてか、繰り出す餌はヘラの好みに合って16匹釣り上げた。

 秋の深まりとともに魚影は落ち着き、10月には常菅ワンドに網が張られた中へ新ベラが放流され、さらなる爆釣が期待される。

 ◎攻略法 「秋はタナを釣れ」と言われる。ヘラは水温などの変化で住み心地の良いタナを回遊する時季だが、魚影の濃い釣り場は餌使いでタナを作り、釣り込むことができる。

 コツは、雑魚とガサベラの多い釣り場だから上バリに「凄麩」=ブレンドベース=を誘い餌、下餌は「カルネバ」や「粘麩」を加え、粒子をつぶして1拍遅らせる食わせ餌を用いるなど工夫の攻略が面白い。

 ◎ポイント 

 (1)常菅桟橋=毎年、晩秋に新ベラが放流されて居着きベラも多い。ミオは中央から堰堤(えんてい)に向かうに従い広く魚群は拡散する。

 (2)ボート釣り=ロープ付けとあってポイント差はなく混雑を避けるのが得策。境沢〜ヌカリ谷津はオカ付けで底釣りがお勧め。

 (3)オカ釣り=ポイントは少なく底釣り主体。羅漢岬は長竿攻めで回遊路で爆釣チャンスがあり、流れ込みは増水時が狙い目。

 ▼釣況 円良田湖管理事務所=(電)048(581)8511。入漁料=800円。(現場売り1500円)釣りは9〜3月が午前6時30分から。料金(すべて入漁料込み)=ボート2800円。桟橋2100円、半日(11時から1100円、女性&高校生まで800円)。規定=8尺以下の竿は禁止。

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