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初体験ショウサイフグ4匹 ゆっくり誘ってゲット プクッと可愛い

[ 2018年9月2日 07:14 ]

釣れ上がるとふくれるフグ
Photo By スポニチ

 【桜井瑠香のさあ釣るか!】“不思議ちゃん”系釣りガール、桜井瑠香が狙ったのは東京湾のショウサイフグ。浦安・吉久に乗り込んだ。鍋物の季節にはちょっと早いけど、微妙な当たりを取って食材ゲット!

 ショウサイフグを釣るのは初めてです。

 席に着くと大沢正幸船長が餌のエビの下準備のやり方を教えてくれました。まずは尾羽をカットし5ミリ残すと餌持ちがいいそう。次に頭を脳味噌の下でカット。おいしそうなエビなのに頭はいらないんだって。

 午前7時に出船。ポイントに着くまでに餌の下準備をして、使わない分はクーラーにしまっておきます。

 1時間ほど走ってポイントに到着。潮が速いのでオモリは20号。餌付けは尾羽の付け根からハリを入れて背中側に出し、さらに背中側からハリを入れる縫い刺し。尻尾側の節3つ分は殻を残して頭の方は殻をむきます。

 サミングをしながら仕掛けを落とし、オモリが着底したら5秒ほど待って30センチ上げて5秒かけて落として…を繰り返します。フグはホバリングしながら餌を食べるので、当たりは手には感じないほどとても繊細。穂先を見てもたれたり、変化があったら合わせてみるそうです。

 「1回で掛からなくても餌が残ってたらまた食ってくるので、再びゆっくり下げて待って当たったら合わせてね」と大沢船長。

 レッツトライ。底に触れているのか、オマツリなのか違和感程度の竿先の変化に合わせてみること3回。グッと重くなりました。巻いてみるとグングンと引いて魚だと確信。繊細な当たりとは裏腹によく引きます。カットウバリはカエシがないので、糸のテンションを緩めず巻き続けて抜き上げ。無事に本命ショウサイフグをゲットできました。

 プクッと膨れて可愛い。そしてちぢむと意外とスリムなの。

 開始10分で釣れるという幸先よいスタートでしたが、その後は当たりはあるものの掛けられない。ショウサイフグは、何の反応がなくても定期的に空合わせを入れると掛かったりすることもあるみたいです。

 10時になりやっと2匹目をゲット。餌がうまく付けられた時は合わせ損なっても持ちがいいので、チャンスタイムが長い。最初すぐ釣れたのは船長が付けた餌のおかげだったのです。餌付けは本当に重要ですね。

 移動したポイントは潮の流れが緩いので大沢船長からオモリを10号に替えるよう指示が出ました。重さが半分になるとこんなに違うのか!?ってくらい着底したときの感覚が違ってびっくり。竿先を見ての当たりも分かりやすくなり1匹追加。

 仕掛けを動かすのをやめて底で待っているとグッと重くなり、根掛かりかな?って思って上げてみると大きなワタリガニでした。思わぬ珍ゲスト、たまに釣れるらしいです。

 午後2時半に沖上がり。私は本命4匹、竿頭は11匹。釣ったフグは宿でさばいて棒身にしてくれるので家に帰って調理するのも簡単。お土産にしても喜ばれること間違いなしです。

 ◇桜井 瑠香(さくらい・るか)神奈川県出身。ミスHabushi(新島)。イルカが好きで全国の水族館を制覇するのが夢。釣りは淡水、海問わず年間釣行100日を超える。ブログは「イルカは魚を追いかける♪」。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、浦安・吉久=(電)047(351)2983。出船は午前7時。乗合料金9800円(餌2パック付き)。

 ▼使用タックル 竿/ライトゲーム アレグロ Type91SS180、リール/バルケッタ 200HG(以上シマノ)。

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