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トラウトと知恵比べ 47センチのレインボーがヒット

[ 2018年7月27日 07:19 ]

筆者が釣った美しい魚体のニジマス
Photo By スポニチ

 【釣りの旅】関東からの尾瀬国立公園への玄関口として有名な群馬県片品村。釣り人には片品川や丸沼、菅沼など暑さを忘れさせてくれるマス釣りの楽園だ。今回紹介する大尻沼は真夏でもドライフライで大型トラウトが狙える貴重な釣り場。また体験型グルメとして家族で楽しめるかたしな高原の「ミッフィー農園」を紹介しよう。(吉田 俊彦)

 標高1400メートルの大尻沼の魅力はブルーの湖面と張り出す木々の下を回遊する大型マスだ。解禁が1年おきでキャッチ&リリース、バーブレスフック使用が規則になっているため魚のサイズとその美しさは全国でも有数である。筆者は友人と2人でボートに乗り、岸沿いを回遊するトラウトを狙うことにした。

 盛夏になるとリリースを繰り返された大尻沼のマスたちは賢くなっていてフライにスレてくる。しかし実はフライよりも釣り糸に気づいて戻っている魚も少なくないのだ。フライラインで水面を叩いてしまわないように慎重にキャストしよう。ドライフライでヒットさせるためにはティペットの部分がストレートに伸びたプレゼンテーションは必須なのだ。

 友人が上手にキャストした10番のドライフライをゆっくりと魚がくわえ込んだ。合わせが決まるといきなり水中を突進してからジャンプ。直後に一気にリールを逆転させるパワフルなファイト。頭から慎重にランディングすると47センチの美しいレインボートラウトだった。

 午後には風が弱まりマスがより神経質になって難しい状況になった。こんな時の対応策としてとても大きなフライを使う戦法がある。私は木の下のマスを狙い50センチ級を含めセミフライで連発。ポトンというフライの着水音で思わずスレたマスたちも反射食いをしてしまうのだ。フライにある程度の重さと大きさがあることがマスたちの食欲のスイッチを入れる要因なのかもしれない。

 フライフックはバーブレスのVARIVAS 2510WBを使用。ジャンプするマスでもバレ難いのでお薦めだ。

 ▼釣況 丸沼温泉環湖荘=(電)0278(58)2002。釣期は5月中旬から10月末日まで。午前8時〜午後5時。受け付けは午前7時半から環湖荘の前で。入漁料2160円。貸しボート料金1隻(定員2人)3300円。

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